世界中から食材を調達しているスシロー。そんなスシローが世界で見つけたうまいものを展開するのが2021年9月8日から開始されたキャンペーン『世界のうまいもん祭』だ。
以前の記事で、新物うにが100円で登場することをお伝えしたが、もちろんうにだけではなくメニューは全19種類。しかしながら、食べてみたところ、正直、リピりたくなったメニューと「もういいか」となったメニューがハッキリ存在した。
・世界とは
というのも、本キャンペーンの面子がなかなかに特攻(ぶっこ)んでいるのである。「フィッシュ&チップス(税抜き280円)」や「ヤンニョムチキン(税抜き330円)」、「Tasty!ヴィクトリアケーキ(税抜き300円)」が当たり前のように並んでいるのを見て私(中澤)はまずこう思った。「あ、世界ってそういうことね」と。
・「もう結構です」となったメニュー
「世界であれば寿司である必要はない」……そんなスシローの意志が伝わってくるようなラインナップである。それだけに、個人個人の好みはハッキリ分かれるのではないかと思った。例えば、私の場合……
「本格四川火鍋ラーメン(税抜き350円)」は辛いだけの印象を受けた。辛さ推しのものでちゃんとピリッとする辛さがあるから目標は達成されているとも考えられるが、もう少しスープにコクが欲しい。これはもういいかな。
続いて、「サーモンアボカドロール(税抜き150円)」。これは以前イギリスで入った回転寿司チェーン『YO! Sushi』を思い出した。食べていてイギリスを思い出したくらいだから、「世界」であることは間違いないのだが「うまいもん」かどうかは議論が巻き起こりそうだ。これももういいかな。
・リピりたくなったメニュー
一方で、純粋にリピりたくなったメニューもある。本キャンペーンは150円以上のメニューが主体となっているが、2貫で普段より大切りなのに100円皿で提供されている「大切りサーモン」は高コスパだ。
次に、1貫150円皿だけど、しっかり大きい「厳選 太刀魚天ぷらにぎり」。身がふっくらとしており、注文すると揚げ立てのサクッとした衣とのハーモニーがウマすぎた。塩で食べると抜群である。
最後に、「ボーノ!イタリアンプリン(税抜き180円)」。キャンペーンで登場しているスイーツの中では1番安いが、固めなのに濃厚かつトロけるような味わいは甘さで誤魔化していない感じがした。やはり、スシローのプリンは信用できる。
・概念としてのグローバル
というわけで、正直「もういいか」と感じたメニューは確かにあったが、リピりたいメニューの方が多かったのも事実。特攻んでいる中にも高コスパメニューがちゃんと用意されている辺りスシローはさすがであると言えるだろう。
「NO」と言えない日本人でも、「YES or NO」がハッキリ出るこのキャンペーンはまさにグローバル。概念として世界を表現した内容と言えるかもしれない。
参考リンク:スシロー
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼以下その他のメニュー。「新物!濃厚うに包み(100円)」
▼とろきんきの炙り(300円)
▼ローストビーフ(150円)
▼世界の海老食べ比べ(480円)
▼天然つぶ貝(150円)
▼とろ煮穴子(150円)
▼筋子にぎり(150円)
▼びんとろ(100円)など