2021年9月8日、マクドナルドから毎年恒例の「月見バーガー」が発売開始となった。タマゴとパティの黄金タッグは鉄板中の鉄板! なぜ定番商品にならないのか不思議なほど、完成度の高い期間限定バーガーである。

その月見バーガーが「今年はさらにパワーアップしている」というから聞き捨てならない。というわけで、数あるラインナップの中からマックがゴリ推ししている『濃厚とろ~り月見バーガー』を食べてみたのでご報告しよう。

・発売30周年

驚くことに発売開始から今年で30周年を迎えるという月見バーガー。マックが30周年なんじゃない、月見バーガーが30周年なんだ。期間限定バーガーの中で「秋の月見バーガー」と「冬のグラコロ」は、もはや日本の風物詩とも言えるかもしれない。

それはさておき、今年の「月見シリーズ」はバーガーからポテト、マックシェイクまで合計8種類がラインナップされた。定番の「月見バーガー」はひとまず置いておいて、最大の注目は『濃厚とろ~り月見バーガー』である。

・チーズ尽くし

マクドナルドによると『濃厚とろ~り月見バーガー』は「濃厚なチーズの味わいが存分に楽しめる、とろ~り新食感の月見バーガー」とのこと。「チーズ風味のバンズ」と「チーズソース」を使用するなど、どこまでもチーズ尽くしのハンバーガーだ。

ソースはともかくとして、マックがバンズにまで手を加えてくることは非常に稀。果たして「チーズバンズ」と「チーズソース」効果で『濃厚とろ~り月見バーガー』はどれほど濃厚になっているのだろうか?

『濃厚とろ~り月見バーガー』は単品価格が420円、バリューセットが720円となっている。同じくチーズ入りの「チーズ月見」が370円だから単品だと50円高い計算だ。

・食べ比べてみた

で、今回は『濃厚とろ~り月見』と「チーズ月見」を食べ比べてみることにした。「チーズ月見」もそれなりにヘビーなハンバーガーなので、それよりも濃厚ならば『濃厚とろ~り月見』の名に偽りはない。

というわけで、チーズ月見で口を慣らした後『濃厚とろ~り月見』をいただいてみる。注目のバンズはしっとり系の食感であるものの、正直そこまでチーズ感はない。何も知らずに食べた場合、多くの人が「チーズバンズ」だとは気付かないことだろう。

だがしかし、チーズソースの威力はエゲツない! 超濃厚!! 圧倒的チーズ!!!! バンズ・パティ・目玉焼きはもはや関係ない、とにかく「チーズソース」が濃厚なので、結果的に『濃厚とろ~り月見』はメチャメチャ濃厚なハンバーガーに仕上がっていた。

なんなら『濃厚とろ~り月見』の後に「チーズ月見」を食べると薄味に感じるほど「チーズソース」は超濃厚。ガッツリ系、どっしり系のメニューは数多くあるが “濃厚” という意味で『濃厚とろ~り月見』は歴代No.1と言っていいかもしれない。

その他のメニューだと、あんことモチが入った「月見パイ」もなかなかのどっしり系。『濃厚とろ~り月見』と合わせて食べれば高確率で満腹になることだろう。今年の月見シリーズはいずれにせよ重い。

ご覧のように『濃厚とろ~り月見』はマジで濃厚なハンバーガーだった。これ以上濃厚なバーガーはそうそう出てこないハズなので、濃厚派の方はぜひ1度お試しになってはいかがだろうか。チーズソースの威力、マジですごいぞ。

参考リンク:日本マクドナルド公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.