「日本一」という称号。そこに辿り着くまでの過程に人は惹かれるもので、私(耕平)はこれまで日本一高い納豆を食べてみたり、日本一短い鉄道に乗車してみた。そして今回ご紹介するのは「日本一のクラムチャウダー」だ。
クラムチャウダーといえば寒い時期に食べるイメージが強いと思うが、本当に美味しい食べ物は季節を問わず評価されるべきと私は考えている。ということで、またひとつ「日本一」を体感すべく食レポしていこう。
・「全日本クラムチャウダー選手権」2連覇
「日本一のクラムチャウダー」を開発したのは、千葉県船橋市内にある『ラーメン&bar 963(クロサン)』だ。
このお店は、「全日本クラムチャウダー選手権」という大会でなんと2連覇を成し遂げている。正真正銘の日本No.1クラムチャウダーを提供していると言ってもいいだろう。
もちろん店内で食べることが可能なのだが、この「日本一のクラムチャウダー」は税込550円で冷凍食品としても販売されている。今回は他商品と食べ比べたかったので、さすがにお店にお邪魔してレポートするわけにはいかず、冷凍食品で食レポすることにした。
なお、食べ比べる市販のクラムチャウダーは税込193円のレトルトのものだ。
それでは、いよいよ食べ比べ開始!
・いざ食べ比べ!
調理すると言っても、「日本一のクラムチャウダー」は湯せんに5分浸けるだけで済んでしまう。電子レンジでの調理はNGとのことだったので、湯せんしカップに注いだら……
これが「日本一のクラムチャウダー」だ!
市販のクラムチャウダーと並べてみると、日本一の方は見るからに具の煮汁が凝縮したようなクリーム色だ。
・市販のクラムチャウダー
ということで、食べ比べ開始! まずは市販のクラムチャウダーから。
うん、これはこれで美味い。レトルトなのでインスタントと違い、アサリがしっかりしており、過去に何度か食べたクラムチャウダーの味そのものだ。
・日本一のクラムチャウダー
そして、いよいよ「日本一のクラムチャウダー」を実食。
!!!!!!!!!
なんだこれ、今まで食べたクラムチャウダーの中でも、別格やん……。なんと言うか、クラムチャウダーというよりも「シーフードクリームシチュー」じゃないかと思えるほど濃厚な味で、おそらくご飯にかけても合うことだろう。
・ホンビノス貝の威力
また、具の大きさも市販に比べて全然違う。そもそも、日本一のクラムチャウダーではアサリではなくホンビノス貝が使われている。実は千葉県船橋市はホンビノス貝の漁獲量で日本一を誇り、市の名産品。
さらに、本場とも言えるアメリカ・マサチューセッツ州ボストンでは、クラムチャウダーにホンビノス貝を使うのが一般的なのだとか。これらを考えると、日本一のクラムチャウダーはより本場に近く、なおかつ地元の食材を上手く活用していると言えそうだ。
そんなことを考えているうちに、あっという間に完食。正直、クラムチャウダーを食べる頻度は一般的に多くないと思われるが、これを「日本一です」と言われて出されても、何の違和感もないクオリティだった。
ちなみに「日本一のクラムチャウダー」は通販でもセット売りされているが、人気のためか現在は売り切れのセットが目立つ(2021年9月6日時点)。販売店で直接購入するのが難しい方は、公式サイトの通販情報をマメにチェックしてみてくれ。それだけの価値があると思うぞ。
参考リンク:ラーメン963(公式サイト)、Facebook
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
▼「日本一」にしか名乗ることができない商品名
▼「ラーメン&bar 963」はJR船橋駅南口から徒歩5分ほどの場所にある
▼ホンビノス貝がふんだんに使われていて激ウマだ!