安くて量の多い商品を多数販売している「業務スーパー」でせんべろに挑んだらどうなるのか? きっとスゴイ量のツマミを調達できるに違いない! そう考えた私(佐藤)は1000円と消費税分の小銭を用意して近所のお店を訪ねた。
そして買い物してみたところ「ツマミ」と呼べる量をはるかに超える食材を購入できてしまった! まさかこんなに買えるとは……。
・業務スーパーでせんべろ
業務スーパーは一般人でも利用できる業者向けのお店だ。とにかく冷凍食品が充実していて冷凍加工品はもちろんのこと、肉や魚、野菜からデザートまでありとあらゆる食材がそろっている。
予算は税別1000円、この限られた軍資金を元手に楽しく美味しく飲めるツマミを求めていったのだが、結果としてその予想は良い意味で裏切られることになった。
購入商品を順番に紹介していこう。
■直球勝負ストロンググレー(350ミリリットル:アルコール) 税別85円
■冷凍ハンバーグステーキ140グラム 税別95円
■濃厚豆乳絹ごし豆腐 税別26円
■皮なしウインナー 税別189円
■フレッシュもやし 税別19円
■鶏白湯しょうゆ鍋つゆ 税別88円
■冷凍刻みたまねぎ(500グラム) 税別97円
■冷凍カットほうれんそう(500グラム) 税別168円
■業務用焼きそば(1キロ) 税別148円
■新漬たくあん 税別87円
以上10点、目玉商品はなんといっても焼きそば!! まさか1キロの量のものがたったの148円で購入できるとは……。
レジ袋(5円)まで含めた税込金額はなんと!
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!!!! 1078円 !!!!
税込の想定金額1080円を2円も下回った! これだけの量の食材を買ってこの値段。さすが業務スーパーである。
これらを使って「せんべろ鍋」を作ってみたいと思う。調理のプロセスと味は次のページで紹介しているぞ!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
・せんべろ鍋の作り方
まずはつゆを鍋にあけて火にかける。コレが味の決め手なのでほかに調味料はいらないはず。
煮立ったところで刻みたまねぎを投入。
続けてカットほうれんそうを入れてひと煮立ちする。
さらにウインナーを入れて中火でコトコトと煮込む。
次に焼きそば麺をほぐしながら鍋に加える。麺の量が多いのであふれないように細心の注意を払うべし。
味見をしたところ薄い……。具材が多すぎて味が薄くなってしまったようだ。仕方がないので塩を加えて味をととのえる。本来であればせんべろ購入した商品だけを使うはずだったのだが。まあいいか……。
ここから仕上げの工程だ。絹ごし豆腐をテキトーのサイズにカットして鍋のフチから静かに入れる。
もやしをまんべんなく入れて最後にもうひと煮立ちする。
もやしがしんなりとしたら完成で~す!
鍋というよりも煮込みラーメンになってしまったな。でもまあ、せんべろ鍋は安い食材を楽しく美味しく食べられるのであれば良いのである。お堅いルールは一切なし、自分の思うせんべろ鍋を作ればよいのだ。
ご覧あれ! これが完成したラーメンだ。美味そうでしょ?
完成を祝してカンパ~イ!
予算と相談しながら食材を選んで、知恵をこらして調理する。そのプロセスが心地よい。そして完成した後に飲む1杯は格別だ!
いただきま~す!
ウヒョ! 味はちょっと薄いけど、1000円とは思えない圧倒的な量に笑いがこみ上げてくる。せんべろはコレだからやめられない!
丼で食べていたらいつまで経っても食い終わらん。鍋ごといこう! ということで、編集部の自席について仕事しながら食らうことにした。
カ~! 仕事中に飲む酒は美味い!!
せんべろ鍋最高だ! ズルズル~!
う~ん、たまりませんな~!
原田「……」
原田「…………」
原田「………………」
あ、そうだ! ハンバーグもあったんだ!! 鍋に入れるの忘れてた。このまま食っちゃえ!
シメはやっぱりたくあんだな。1本そのまま食らうのが “通” ってもんだ。
という訳で、宅飲みをより華やかにしたい人は業務スーパーに行くべし。「ツマミ」を超える量の食材に出会えるかもしれないぞ!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24