どえらく大きなニンニクを入手した。どれくらい巨大かというと、一片で通常のニンニクひと房分はあろうかという程だ。なんという狂暴そうなビジュアルだろうか。

しかし安心してくれ。この『ジャンボニンニク』、なんでも、匂いが控え目であるらしい。パッケージにそう書いてあった。よっしゃ、これは思う存分ニンニクを堪能できるということだな。


・ニンニクとは別種らしい

某道の駅にてネットに入れられた状態で、3片300円で売られていたジャンボニンニク。その名の通り、えらくデカい。手に乗せると、手のひらからあふれてしまうくらいに大きい。ナンジャコリャ~。


形は見るからにニンニクそのものであるが、どうやらニンニクとは別の種であり、西洋ネギに近いもののようだ。何故ニンニクって名付けたんだとツッコみたくなるが、そのビジュアルからきているんだろうか。

しかしそうであれば余計に、その味が気になるところだ。なにを作るか迷ったが、スペイン語で “小さなニンニク” とか “刻んだニンニク” とかいう意味のある「アヒージョ」を敢えて大きなニンニクで作ってみることにした。

【材料】

ジャンボニンニク:1片
厚切りベーコン:1~2枚
ブロッコリー:適量
オリーブオイル:適量
鷹の爪:1~2本
オリーブオイル:具材が半分浸るくらい

【作り方】

1.ジャンボニンニクをラップで包み、1分半~2分弱レンチンする。


2.小さめのフライパンにオリーブオイル、鷹の爪を入れる。(今回は大きさの比較のため通常のニンニク片も入れた)


3.2が温まってきたらベーコンやジャンボニンニク、最後にレンチンしたブロッコリーを入れる。


4.ふつふつと油が温まったところで軽く塩を振って完成。


・瑞々しくてホクホク

作っているときから思っていたが、ジャンボニンニクの存在感が半端ない。何度も繰り返して申し訳ないが、デカすぎでしょ! 皿に盛ると、総面積のほとんどをジャンボニンニクが占めてしまうんですが……。

どうしたもんやらと思いつつ、ジャンボニンニクにナイフを入れる。アヒージョってこんな食べ方をするものだっけと疑問に思わないではないが、それは一旦横に置いておこう。


ジャンボニンニクの断面はどことなく玉ねぎのようだ。口に入れるとほのかにニンニクの香りがして、瑞々しいのにホクホクで美味しい。ニンニクほどのクセと後を引くパンチ力はないが、とても食べやすい。

これはアレだな、ゆり根っぽいな。ニンニクらしい味わいではあるが、周囲に迷惑をかけない程度の香りなので、ニンニクの代用品としてはアリだ。


大きいので大味かと思いきや、繊細な味わいだ。美味しい。一片でそこそこお腹いっぱいになるところも良い。ジャンボニンニク、スーパーで買えたら頻繁に買ってしまうぞ。

思わず恐れおののくサイズであるものの、目にすることがあれば気負わず手に取ることをススメたい。食べやすくて食べ応えがあって、大満足間違いなしよっ!! 

執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼ジャンボニンニクは本当に大きい

▼匂いはほのかにニンニクだが控え目で、生でも食べられます

▼今回はアヒージョにしてみた

▼よくあるニンニクはこれくらい

▼アヒージョってこんな食べ方だっけ? 

▼ホイル焼きも美味しかったよ

▼瑞々しくてホクホク!