私(佐藤)は信じない。飲食チェーンの「本気」という言葉を絶対に信じない。なぜなら、期待すると容易に裏切られるからだ。

が! その考えを改めることにした。

というのも、大手寿司チェーン魚べい・元気寿司の「本気のでかねた!」がマジの本気だったからだ! 特大あなご天(握り寿司)は本気の本気のデカねただった!! 寿司というにはデカすぎる!

・メニューは信じない

魚べいは、2021年8月17日から夏フェアの第3弾としてデカねた商品4種の販売を開始している。


メニューを見ただけでは何とも言えない。というのは宣伝文句ならどうとでも言えるし、メニュー写真もイメージである可能性を否定できないからだ。そんな訳で、私は実物を見るまで魚べいの本気を信じていなかった


・本気なのか?

お店に行って4種の商品を全部注文。この目でサイズをたしかめるとしよう。まずは「大切り生サーモン」(税別180円)を頼んだ。


うん、大きめであることは認めよう。だがコレを「デカ」と呼んでよいものだろうか? 少なくとも私は認めない。


続いて「ジャンボ蒸しほたてバター醤油炙り」(税別140円)だ。皿にはほたてが1個だけ乗っかっているように見える。


しかしコレは寿司。ほたてがデカくて、シャリが完全に隠れている。これは「デカ」と名乗っていい。少し本気を感じるサイズだな。


そして「特大エビフライ」。価格は1貫税別100円だ。100円で「デカ」を実現できるのか? と思ったら……



デカい、コレはデカいな!! 推定13センチのエビフライはシャリの3倍近い大きさだ。タルタルソースがちょびっとしかのっていないのはナゼなのか……。とにかく食い応えのあるサイズ感。コレは本気、かなり本気と見ていい


最後が「特大あなご天」(税別180円)。先ほどのエビフライで期待値は相当高まったが、はたして最後まで本気を貫けるのか? さあ来い、あなご天よ。特急レーンを駆けて来い!!



来たーーー! デケェエエエエエエエ!!


コレもしかして寿司じゃないんじゃない? だって1ミリもシャリが見えないんだけど。天ぷら単品で頼んだんだっけ?


いや、そうではなかった。天ぷらを少しめくってみるとシャリがいた。押しつぶされそう、いやもう押しつぶされている。「お、重い……」そんな声がシャリから聞こえて来そうだ。


箸で持ち上げようにも、あなご天が重すぎて持ち上がらない。コレこそ本気、超本気だ。「本気のでかねた!」の言葉に偽りはなかった。疑ってごめんなさい……


以上4品を頼んで会計は660円(税込)。値段もリーズナブルで食い応えバツグン。ちなみになくなり次第終了なので、気になる人はお近くの魚べい・元気寿司へGOだ!


・今回訪問した店舗の情報

店名 魚べい渋谷道玄坂店
住所 東京都渋谷区道玄坂2-29-11 第六セントラルビル1階
時間 11:00~20:00(L.O.19:45)

参考リンク:魚べい
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24