夏になるとファミレスやカフェチェーン各社のかき氷を食べ歩く筆者。もちろん老舗和菓子店など、個性豊かなかき氷を出す店はたくさんあるが、昼でも夜でも思い立ったらすぐ食べられて、行列も臨時休業もなく……という利便性ではチェーン店が最強である。

そして筆者は断言する。今年のナンバーワンは「ココスのピスタチオ」である!


・「ピスタチオ&チョコクリスピーのふわふわかき氷」(税込649円)

その商品がこちら。ココスの「ピスタチオ&チョコクリスピーのふわふわかき氷」である!


トップにのっているのはソフトクリームではなく、ふわっふわのホイップクリーム。

かき氷&ソフトクリームの組み合わせはテッパンだし、実際に美味しいけれども、筆者には寒すぎる。ホイップだと最後まで楽に食べきれるのがありがたい。アクセントでチョコクリスピーがのっている。

そしてかき氷シロップの概念をひっくり返す、ピスタチオシロップ! チョコレートみたいにトロッとした濃~いシロップなのがおわかりいただけると思う。これ「どんぶりいっぱい飲ませてください!」というくらい美味しい。

ミルクシロップも別添え。個人的にはこの「別添え」も重要ポイント。最終的には全部かけるから同じなんだけれど、一気にかけたりチョロチョロかけたり調整できるし、「今日いつもよりシロップ少なくない?」と疑う余地もなく得した気分になる。

氷は近ごろ主流の「ふわふわ系」だ。ガリガリかじるのではなく、口の中でシュワッと溶けるタイプ。

ボリュームがあるように見えて、空気を多く含むので、時間の経過とともにしぼんでしまうのが難点か。けれどこれも「量はいらない」という人にはいい。

お好みの濃さでピスタチオシロップをかけて……


もちろんミルクシロップもかけて……


美味しくないはずがない!


見た目は抹茶のようだが、溶かしたピスタチオチョコがかかっていると思っていただければ、ほぼ間違いない。

「ホイップクリーム+ピスタチオ+ミルク」の濃厚トリオが最後まで味をキープしてくれるから、味のムラがあったり、シロップだけ底にたまったりというストレスもフリー。

ピスタチオが嫌い、という方にはオススメできないが、そもそもピスタチオ自体が反則的な美味しさだ。野菜のような薬草のような、どう見ても美味しそうには見えない緑色なのに、口に含むと独特のコクと風味が広がる。「ナッツの女王」とも呼ばれるそう。

「甘~い!」「美味し~い!」とスプーンを運ぶうちに、寒さも気にならず最後まで一気に食べてしまう中毒性。筆者はこの夏、かき氷のためだけにココスに通っている!


・「コットンポップブルーのふわふわかき氷」(税込649円)

もうひとつ、写真映えしそうな意欲作もご紹介。「コットンポップブルーのふわふわかき氷」である。

こちらは、なんと「わたあめ」がのっている。


シロップは「ポップブルーシロップ」という聞き慣れない名前。メニューには「パチパチギャラクシー味」とあった。どんな味だ。

連想するのはブルーハワイだが、そもそもブルーハワイ味には明確な定義がないらしく、オリジナルブレンドといっていいだろう。

ユニークなのはトッピングの「パチパチキャンディー」! 口の中でシュワシュワ、パチンと弾けるアレ!!

メニュー写真では わたあめ の上からシロップをかけているが、水を吸った わたあめ は一瞬でただの砂糖に戻る。筆者はちぎって食べたぞ。

シロップが夏らしく色鮮やか! 音をお聞かせできないのが残念だが、パチパチキャンディーが皿の中で鳴っているのが聞こえる。

別添えの小鉢はミルクではなくレモンシロップ。かけると不思議なことが起こる。


ブルーからピンクへ色が変わった! もともとのシロップの青、レモンの黄色、混ざったところのピンクやパープルと、皿の中が大にぎわいになるぞ。


・Twitterキャンペーンも

美味しさでいえばピスタチオを断然オススメするが、コットンポップも創意工夫と遊び心にあふれた1品。

ほかにもチョコを種に見立てた「すいかのふわふわかき氷」や、オーソドックスなフルーツ系もある。一部メニューにはミニサイズもあり。(今回ご紹介した創作系メニューはミニサイズなし)

8月15日までTwitterキャンペーンも実施中。かき氷にかけるココスの本気度が見えるから、ぜひ1度ご賞味あれ。


参考リンク:株式会社ココスジャパン
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
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