
2021年6月14日、日清食品からカップヌードルの新商品が発売された。その名も「カラアゲレモン味 ビッグ」である。公式HPによれば、この商品に使用されているのはお馴染みの人気具材「謎肉」ではなく、唐揚げ風の新開発具材「謎肉カラアゲ」と呼ばれるものらしい。
とても良いことだと思う。筆者は日清の試みに称賛を送りたい。もしライターをやっていなかったら世界中の唐揚げを貪り食らう仕事に就いていたであろうくらいには唐揚げが好きだし、おまけにカップヌードルも大好きなので、これはもうレビューを書くしかない。
というわけで、やや私欲の入り混じったビジネスマインドのもと、当該商品を購入することに決定した。希望小売価格は220円だった。
入手した実物のパッケージには、「謎にジューシー 謎肉カラアゲ新登場」の文字。
さらに別の部分には、「あの謎肉が進化した 大豆が原料の新食感カラアゲ」との記載もあった。
どうでもいいことだが、ここまで自社商品に対して「謎」を連呼するメーカーも珍しいと思う。そして原料が大豆とわかっているならそれほど謎でもないと思う。
さておき、美味しければ万事良しである。実食に移るべく調理を開始する。作り方は通常のカップヌードルと同じ、熱湯を注いで3分待つだけだ。
出来上がった新ヌードルの上に浮かぶ、見慣れない具材の姿。他ならぬ「謎肉カラアゲ」である。「謎肉」と置き換わっただけなので量はそこそこ程度だが、それでもこんがりと揚がった茶色によって気分を引き上げられてしまう。唐揚げ好きの宿命のようなものだ。
興奮のままに、まずは麺やスープを差し置いて「謎肉カラアゲ」を箸でつかみ、口に入れた。その瞬間、想像以上のジューシーさを舌が感じ取った。
前述したように原料は大豆らしいが、じゅわっと染み出る唐揚げ特有の味わいがちゃんと味覚に流れてくる。そのいささか驚くべき再現度が、大豆感を全く抱かせない。唐揚げそのものとまではいかないまでも、今までにない具材として十分にクオリティが高い。
この「カラアゲ」にカップヌードルが組み合わさっているとなれば、こんなもの美味しくないわけがない。やはり自分の目に狂いはなかった。「成功者は成功する前から成功のイメージができている」とよく言うが、この時の筆者はまさにそういう境地にあった。
が、「カラアゲ」に続いて麺やスープを味わっているうちに、段々と違和感が芽生えてきた。いや、美味しいのだ。確実に美味しいのだが……この美味しさの第一の秘訣を「カラアゲ」に求めてしまってよいのだろうかと、そんな思考が浮かび上がってきていた。
「謎肉カラアゲ」はあくまで「謎肉」のポジションでしかない。「謎肉」がカップヌードルにアクセントを添える名脇役であるように、「謎肉カラアゲ」もまたその域を出てはいない。
では、このラーメンにおける主役とは何か。「美味しさの秘訣」とは何か。もうはっきり書いてしまおう、答えはスープである。もっと言えば、スープに混じっているレモンの風味である。
思い出してほしい。この新商品の名は「カラアゲレモン味」。「カラアゲ」の部分にばかり気を取られていたが、いやもしかしたら気を取られていたのは筆者だけで読者の方々は「この人いつレモンに言及するの?」と思っていたかもしれないが、とにかく「カラアゲレモン味」なのである。
「レモン」も間違いなく重要な要素の1つ……どころか、美味しさを決定づける役割さえ担っている。というのも、酸味が絶妙なのだ。ほんのりと主張しすぎず、だがしっかりとスープの、そして全体の味を引き締め、結果としてこのラーメンを新たな次元に導いている。
例えるなら、塩味のカップヌードルほど淡白ではなく、通常の醤油味ほど濃くはない、そんな憎らしい座を颯爽と奪うラーメンだ。これからの暑い季節、パンチが控えめでも印象深いラーメンを食べたい時の最適解に近い。気になった方はぜひチェックしてみてほしい。
筆者は最終的に、「カラアゲ」も麺も食べ終えたのち、残ったスープにひたすら深く舌鼓を打つという事態にまで陥った。自分が唐揚げ好きであるという前振りは忘却の彼方にあった。「カラアゲ」も新鮮な驚きをくれたものの、いかんせん「レモン」が魅力的すぎた。
どうでもいいことだが、もはや「レモンカラアゲ味」なのではないかとさえ思った。謎なのは「カラアゲ」ではなく、商品名の方ではないかと。
参考リンク:日清食品公式HP「カップヌードル カラアゲレモン味 ビッグ」
執筆:西本大紀
Photo:Rocketnews24.
西本大紀









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