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正統派を極めた餃子が広島にあった! 創業昭和38年の老舗「餃子の美和」はウマいを連呼してしまうほどに絶品

2021年6月9日

説明するまでもないが、老舗とは長きに渡って営業しているお店のことを指す。全国各地いろんなところにあって、これまたいろんな種類がある。そして歴史があるだけに、実際に体験すると人に好かれる要素がどこかしらに入っているものだ。

それが「食」だったら味はマスト。餃子界にも多くの老舗が存在するが、広島県広島市南区にある「餃子の美和」という店のものが相当ウマいらしい。う〜ん、広島の餃子ってピンとこないなぁ〜と思いきや! 食べてみたらとんでもない実力の持ち主だった!!

・通販で注文可能

読者リクエストで存在を知った「餃子の美和」の創業は昭和38年、つまりは1963年でおよそ58年も営業していることになる。今は遠くに住んでいても通販で届く時代、HPを調べてみると「餃子の美和」も対応していた。

餃子は20個入りの1袋(1000円)から購入可能。それに「秘伝のタレ」がついてくるようだ。今回、いくつか種類があるうちから2袋(2000円)を購入。都内までの送料は1080円だった。


・こだわりの餃子

注目から数日後、丁寧に梱包された餃子が届いた。とりあえず中身を確認してみると、その特徴はなんと言っても……

見た目からすぐに分かるほどに手造りだということ。ヒダの形はもちろん大きさもマチマチ。なんでも店内からすべて手造りで、国産の野菜と豚肉を使用しているそうな。合成着色料や合成保存料は不使用とのことで こだわり を感じる。

大きさこそ一口サイズで小ぶりではあるが、フライパンに餃子を置く段階でニンニクの匂いがふわりと強烈。餃子を作っていることを実感しつつ、底にたっぷり油をつけて蒸し〜の……

しっかりと焼いてからひっくり返せば……


美味しそうな焼き餃子の完成だ。まずは餃子本来の味を確かめるため何もつけないでいってみよう。先に餃子大好き編集長のGO羽鳥から食べてみることに。すると……

おっ、おおおおっ……


ウマい! ウマいぞ、これ!


GO羽鳥「超絶ど真ん中の餃子だね。最近だとニンニクが入っていない餃子も珍しくないけど、そんななかでしっかりニンニクを使っていてウマいね。やはり餃子といったらニンニク。完全にど真ん中をついてきている。皮もウマいし、とにかくウマいなぁ(笑)

あとこの餃子は定食で食べたいNO1かも。白米とちょっとした汁物の横にあれば最高で、バクバクいっちゃいたい系と言えば伝わるかな。いや〜めっちゃウマい! マイ餃子トップ10に入っちゃうかも! ウマい!!」

何回ウマいって言うんだよと心の中でツッコんだのはさておき、ここまで興奮している姿は久しぶりに見たような気がする。数々の餃子を食べてきた舌がストレートにウマいと連呼するあたり、これは期待せずにはいられない。次に私も食べてみると……ウマい!

確かに米と合う味でヒジョーにウマい。餡の食感、ニラの味といい、後味がとにかく米を食べたくなる……米の誘い水になる餃子と言えばいいだろうか。家族で餃子を食べたいときにもってこい。白ごはんを用意して、みんなでモリモリと食べる光景がしっくりくる。


・誰が食べても楽しめる

また、何か突出しているものがあるワケでなく、奇をてらっていないところもいい。一口サイズというのもあって、年配の人や女性、子どもだって食べやすいことだろう。このあたりから感じ取れる心配りも、歴史ある老舗だと実感する。

それに加えてタレも二重丸。 “ほぼ酢” で醤油の味で潰していないあたり、計算して作っているのだろう。それでもきちんと餃子と相性がいいから参った。一言で表現するならばストライクゾーン真ん中の正統派。ど真ん中を極めた餃子で、これはイイものだ。


・揚げも絶対にウマい

広島に正統派を極めた餃子あり。そう思うも、最後に心残りが1つだけ。ズバリ、焼きもいいけど揚げも食べる価値があるということだ。なぜならば……

餃子の作り方が書いてある小冊子の一面が「揚げ」。そしてリクエストでもらったメッセージにも揚げ餃子がオススメと書いてあったからだ。今回、これまで食べてきたものと比べるために焼き餃子を食べたが、よほどのことがない限り揚げもウマいはず。

見た目からして弁当に入れても良さそうだし、ビールにも合いそう。もしくはマヨネーズなんて邪道の組み合わせをしても良さそうだ。そうそう、ニンニクはきっちり匂うからそこだけ覚悟して食べてほしい。

参考リンク:餃子の美和
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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