“日本一ウマイ駅そば” と言われているJR姫路駅の「えきそば」が……2021年4月から公式オンラインショップでも購入できるらしい。駅そばを目指して旅をするのも趣があるかもしれないが、取り寄せた駅そばを食べてその土地に思いを巡らすのもまた良いかもね。

というわけで、パパッと1箱購入。山陽本線5・6番線ホーム、7・8番線ホームにある「えきそば」の味をオフィスで楽しむことにした。仕事の合間に姫路駅名物、まねきの「天ぷらえきそば」を食べたら……ああやっぱり、姫路城が見えてきましたぞおおお~っ!

・まねき「えきそば」

1949年誕生の「えきそば」といえば、中華麺に和風だしというミスマッチな組み合わせが特徴だ。地元ビジネスマンや学生はもちろん、昔懐かしい味とソフトな食感の「えきそば」を求めて遠方から訪れる方も少なくないという。多い日には1日2000食を売り上げるのだとか。

さて今回、まねき食品オンラインショップで購入したのは1080円の「えきそば乾麺1パック(3人前)」。送料は別料金となるが、名物メニュー「天ぷらえきそば」の現地価格は380円なので十分お買い得。それでは、さっそく作って姫路旅行気分に浸りたい。

商品自体は、新幹線駅や高速道路SA等のお土産ショップでよく見かけるタイプだ。パッケージを開封すると、麺やスープの素が入っているぞ。

・えきそば(乾麺)の作り方

作り方は簡単。沸騰したお湯に麺を入れて4~5分ゆでている間に、別鍋で350ccのお湯を沸騰させてスープの素を入れる。んで麺がゆであがったら、お湯を切って器に入れ、天ぷらをのせてスープを注いだら完成。

・食べてみた

それではいただきます。ズズズ……うどんのような中華麺をすすると、あ、ここはもう姫路駅じゃないか。もちっとした中華麺が和風だしのつゆと絡んで懐かしい美味しさを演出。でもって、つゆを吸った天ぷらもふわっと優しい味。素朴でほっとする美味しさですなァ~。

・姫路の街並み

──そばを味わいながら目をつぶると、駅北口の光景が脳内再生される。姫路城へ一直線に伸びる大手前通り。せっかくだから、このまま姫路城がよく見える穴場スポット「イーグレひめじ」まで案内したい。

天気の良い日は、そのまま大手前通りを直進すればOK。または大手前通りの1筋東に並行するアーケード商店街「みゆき通り」と「本町商店街」をぐんぐん突き進んでいくと……イーグレひめじに到着する。



さあ、目指すは5階の屋上展望台(入場無料)。天気がよければ、青空バックに堂々とそびえる “白亜の大天守” を眺めることができるのだ。最高ォォ!

うむ、見事なキャッスルビュー……というわけで、姫路駅の「えきそば」を美味しくいただきました。やはり駅弁や駅そばには郷土の味がコンパクトに凝縮されているから、お手軽に旅行気分が味わえるぞ。姫路駅に行かなくてもOKの「えきそば」、興味のある方はぜひ食べてみてほしい。

参考リンク:まねき食品株式会社 / イーグレひめじ
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.