ふと思ったんだが、 “はんぺん” って、どうやって作るんだろう。魚からできていることはわかるが、完成に至るその過程がイマイチ想像できない。

はてさて。練りものでわからないことは、紀文食品のサイトを覗けばわかるはず。ということで、紀文食品のWebサイトにふんわり掲載されている情報をもとに作ってみることにした。

・紀文食品のサイトをもとに想像

サイトによれば主原料は白身魚で、卵白や山芋も使用されているとのこと。アイスクリームの製法のように、空気を含ませることがフワフワの秘密であるという。

なんとなーくイメージしていた方法と大きな違いはない。要するに混ぜ方に気をつけながら、材料を練っていけばいいのだろう。できる気がする……と、勇んで挑戦してみた。

ちゃんとしたレシピを参考にしたわけでなく、想像した部分が多いため「こんなんちゃうよ!」という部分もあるかと思われる。その点はご了承いただいた上で、以下をご覧いただきたい。

【材料】

白身魚(今回は鱈):2~3切れ
卵白:卵1~2個分
山芋:お玉一杯弱
砂糖:適量
みりん:適量
塩:適量


【作り方】

1. 魚の骨を取り除いて包丁で荒く刻む。魚の臭みが気になる場合は、湯通ししよう。


2. 卵白でメレンゲを作っておく。ハンドミキサーがあれば、使うと早い。


3. 1をミキサーにかける。


4. 3に2の卵白を入れる。少しずつ混ぜていき、べちょっとならない程度に入れる。


5. 4に山芋を入れて、空気を含ませながら混ぜる。調味料を入れて、再び混ぜる。


6. クッキングペーパーで型を作り、流し込む。


7. 6を茹でる。火が通ってきたら裏表を返すなどする。


8. 数分茹でて水けを切って、出来上がり。冷蔵庫でしばらく冷やすとより良い。


・市販のはんぺんへは遠い

ふむ。市販のはんぺんよりも、随分もったりしたモノができ上った。実は1度だけでなく、何度かチャレンジしてみたのだが、いずれももったりさは抜けきらなかった。

食べてみると、確かにはんぺんっぽい味だ。普通にウマい。しかし、市販のはんぺん特有のフワっとモチっとそれでいて軽やかさのある食感には少し遠い。記者手製のものは、少々モサモサしている。

なるほど……これは難しいな! 恐らくちょっとした手間やちょっとした材料、また製造マシンの違いなど、色々問題はあるのだろう。家で食べる分には良しとできる美味しさだったが、市販のものには遠い仕上がりではあった。

改めて市販のはんぺんってすごいな、と感じた次第。あの価格で、簡単に手に入ることが申し訳なく思えて来る。「我こそは!」という人は、試しに作ってみてほしい。想像よりもはるかにムズイぞ。

参考リンク:紀文食品 はんぺん
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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▼なんとなくソレっぽい味と形にはなった

▼がしかし、どことなくモタっとモサっとしている

▼市販のはんぺんはスゴいと改めて思いました

▼材料は、それ程外れていないハズなんだけどなあ

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