この記事をご覧いただく前に、1つだけご注意願いたい。以下の本文には、もしかしたら「蒙古タンメン中本」大好きっ子たちにとってカチンとくる表現が含まれている……かもしれない。中本を愛し、中本に愛された「蒙古タンメン中本マニア」の方は今すぐ離脱を推奨する。

さて、今回ご紹介するのは「蒙古タンメン中本」「セブンイレブン」「日清食品」の3社が共同開発したカップラーメン『蒙古トマタン』──。ハッキリ言ってこのカップラーメン、バッキバキにウマい! 中本が苦手な “アンチ中本” が箱買いを検討するほどに。

・数量限定発売

2021年4月現在、セブンイレブンの店頭には「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」と『蒙古タンメン中本 蒙古トマタン』の両商品が並んでいる。どちらも価格は216円で、ホームページによると『蒙古トマタン』は数量限定発売のようだ。

実は『蒙古トマタン』はピカピカの新商品ではなく、2021年2月から発売を開始している “準新商品” である。だがしかし、発売開始直後から一瞬で姿を消し、4月中旬になってようやく再入荷となった、いわゆる “売れすぎて出荷停止系” の商品だ。

・アンチ中本

さてさて、ここで明かしてしまうが、“アンチ中本” とは何を隠そう、私、P.K.サンジュンのことである。別に憎んではいないので “アンチ” は大げさかもしれないが、正直に申し上げてここ数年は1度も中本に足を運んでいない。

実は前職の職場のすぐそばに中本があり、また社内には熱狂的な中本マニアがいた。中本マニアの教えでは「中本は3回食べるとハマる」らしく、私は教えを守り短期間で3回の中本巡業を敢行、結果……全くハマらなかった経緯がある。

端的に言うと、辛さと旨味の比率が私には合わず「辛いだけのラーメン」というのが私の出した結論。好きな人のことを否定しないが、今でも中本の前を通るたび大行列を目にし「そんなにウマいかね?」と率直に感じている次第だ。

・カップラーメンはウマい

そんな私でもセブンのレギュラー商品「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」はウマいと思う。しっかり辛いが、その分の旨味が付いてきているのが好印象で、実はまあまあの頻度で同商品を食べている。一部のネット上では「店よりウマい」との声もあるが、私もまさにその考えだ。

だがしかし『蒙古トマタン』はその10倍くらいウマい! 蒙古トマタンの爆売れを小耳に挟んでいた私は、店頭で発見した『蒙古トマタン』を迷うことなく購入。そして食べてみた結果、ちょっとこれは感動……というか、箱買いを検討してもいいレベルのウマさであった。

キレ味鋭い辛さと、それに負けない旨味。加えてトマトの爽やかな風味と滑らかな麺のコンビネーションは「行きつくところまで行きついたカップラーメン」と言ってイイ。わかりやすく言うと、日清の「チリトマトヌードル」の究極進化系だ。

・全てが絶妙

中本に背を向け続けること数年、密かにカップラーメンを食べて続けていたとはいえ、大々的に中本を絶賛することに口惜しい感情もある。だがしかし『蒙古トマタン』はマジでウマい。辛さも旨味もトマトの風味も、その全てが絶妙なのだ。中本さん、参りました!

というわけで、セブン限定の『蒙古トマタン』はアンチも認めるほどの激ウマカップラーメンである。できれば箱買いとかはしたくないので、セブン様、中本様、どうか定番商品化のご検討をよろしくお願いいたします。

参考リンク:セブンイレブン「蒙古タンメン中本 蒙古トマタン」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.