アパ社長カレーが販売開始から10周年って知ってた? 私(中澤)は全く知らなかった。初めて見た時は完全にイロモノだと思ったものだが、そうかもう10年か。しかも、ただ10年販売し続けただけではなく、累計販売数700万食を達成しているというからバカにできない。

私がそんな事実を知ったのはアパ社長カレーの10周年記念イベント。アパホテル新宿御苑前1階のレストラン『ステーキ&ハンバーグ匠』で開催されるというので行ってみたわけだ。

・社長の息子が語る裏話

なぜ、私がこのイベントに行ったのかと言うと、アパ社長カレーが食べ放題と聞いたからである。何者にも縛られずアパ社長カレーが食べられるって最高やん? それくらいの気持ちでノコノコ出向いてしまったのだが、受付の横に社長の息子兼アパホテルの代表取締役専務の元谷拓氏がいた。ジャブにしては重すぎる。

実は、アパ社長カレーは元谷拓氏の企画・プロデュース。自分だったらと考えると、オカンの顔がパッケージって地獄だが嫌じゃないんだろうか? そこで話を伺ってみたところ、言葉を濁す元谷拓氏。

オカンパッケージを阻止しようとしたところ、代表兼親父である元谷外志雄氏に「逃げるなよ」と諭されたという。なんだその家族会議。元谷拓氏がシンジ君に見えたことは内緒だ。

ちなみに、ここら辺のエピソードは元谷拓氏の著書『アパ社長カレーの野望』にも書かれているので、気になる方は読んでみると良いだろう。

・アパ社長カレーの食べ放題

それはさて置き、手袋着用でビュッフェ形式でふるまわれたアパ社長カレー。キャベツはもちろん、とんかつ、ヒレカツ、スクランブルエッグ、唐揚げとトッピングも自由。とりあえず全部盛りしてみたところ……

ウンマッ


このトッピングは今回のイベント用で普段店で出すものとは違うとのことだが、むしろ驚いたのはカレーソースの味だった。私はレトルトのアパ社長カレーしか食べたことがなかったのだが、それよりもずっとウマイ気がする。

・ウマイ理由

金沢カレーの濃厚さは変わらないのだが、しつこさがなく飽きない。その飽きなさには高級感すら漂っている。2杯目でも全然飽きねェェェエエエ

このことについて聞いてみたところ、店舗で出すカレーは仕上げにブイヨンが入っておりレトルト製品と味を変えているのだとか。3杯目でもウメェェェエエエ!


おかわりしまくってしまった

ちなみに、飯田橋、人形町、御堂筋本町にはアパホテル直営のアパ社長カレー専門店があるので、味が気になる方は行ってみると良いだろう。また、シンプルに取り扱いだけで言うと、アパホテル直営レストランなどにも取り扱いがある。詳細はアパホテルのHPをご確認いただけると幸いだ。

参考リンク:アパ社長カレーアパホテル
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼元谷拓氏と共にアパ社長カレーを開発したアパホテルの料理長・岩崎さん。元ニューオータニの料理長でフランス料理で世界一を獲った経歴の持ち主なのだとか。