「コメダ珈琲店では食べきれなかった料理を持ち帰れる」というライフハックは当サイトでも過去に報じ、ご存じの方も多いのではないかと思う。実はガスト、バーミヤン、ジョナサンなどの「すかいらーく」グループでも同じことが可能になっていた。
食べきれなかったときはもちろん、子どもがぐずったとき、急に電話がきて店を出ないといけないときなど、活用できる場面は多そう! 以下、実際の利用方法だ。
・たとえばこんなとき……
たとえばある日のテレワーク。早朝のカフェやファミレスは店内が空いていて、お得なメニューがあったりするので筆者はよく使う。
ガストで洋風モーニングを注文しようとしたところ「ご一緒にいかがですか?」の誘い文句とともに「山盛りポテトフライ」が画面に表示された。なるほど、オススメですか。これは無視するわけにはいきますまい。が、しかし。
ちょっと頼みすぎたかな……。洋風モーニングはデフォルトでスープバー・ドリンクバーがつくから、かなりのボリュームになる。テーブルの上は誕生会状態だが、これでも1000円には届かない。
余談だがパンケーキは外はサクサク&中はフカフカ、「アニメに出てくるような真ん丸のパンケーキ」で、非常に美味であることはあまり知られていないかもしれない。
デザートとして登場するときはいろいろとデコレーションされているが、バターとメープルシロップでシンプルに食べるのが1番美味しいと思う。
そして朝から食べるフライドポテトの背徳感……。
この「山盛りポテトフライ」も、日によって揚げ具合に少々ムラがあるが、太ストレート系の雄だと思う。なお、筆者の考える太系の王者はびっくりドンキーだ。
しかし、やはり多いな……。大好物とはいえ食べきれない。
そんなときの救世主! タブレット端末で「持ち帰り用容器を持ってきてほしい」をタッチ。「すかいらーく もったいないパック」というフードロス対策だ。
テイクアウトやデリバリーで使われそうな、使い捨て容器を持ってきてくれた。容器の料金は無料だ。この容器も環境に優しい素材なのだという。
なお、詰め替えは客の責任下で行うこととなっていて、店員さんは関与しない。自分でパッキングしよう。
これまでも求めに応じて容器を提供したり、60歳以上のシニアも量の少ないキッズメニューを注文できるなど柔軟な対応をしてきたというが、食べきれなかった料理の持ち帰りをグループとして正式に推奨するということだ。
農林水産省が推進している食品ロス削減国民運動に賛同したもので、ガストのほか、バーミヤン、ジョナサンのタブレット端末にも同様のボタンが搭載されているという。
・フードロス対策
帰宅後のパソコン作業のおともにチョイチョイとつまみ、ミッションコンプリートである。ガストのフライドポテトは、デリバリーにも対応しているだけあって、冷めても比較的食べやすい。
当たり前だが「一部食べ放題のブランドや生もののお持ち帰りは対象外」とのこと。生鮮品は避け、帰宅後に再加熱できるものを持ち帰ってほしいという。あくまで自己責任で、ということだろう。
まだ食べられるものを捨てることほど、もったいないことはない。ついつい頼みすぎてしまった、というときにはぜひ活用してほしい。
参考リンク:すかいらーくグループ「食品ロス削減への取り組みを強化」(PDF)
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.