餃子にもいろいろあるが、有名どころの中でもホワイト餃子という名前をよく聞く。特徴としては、パリパリとした皮と大量の油を使って焼き上げるところ。千葉県野田市に本店を構えており、支店と技術連鎖店は北だと北海道、南は鹿児島まで点在している。
そうとなれば、ここはいっちょ本家の千葉県野田へ……とかねてより思っていたが、新型コロナウイルスの影響でなかなか行けず。このままズルズルいくのもアレだから、ひとまず住んでいる都内で手に入るホワイト餃子を食べてみることにした。
・グループ店で購入
ホワイト餃子を購入したのは東京都豊島区巣鴨にある「ファイト餃子」。何だかシブい店構えと名前だな〜と思ったのも束の間、それより気になったのが……
女子率っ……!
大量の油で焼き上げると聞くと “男くさいガッツリ系の餃子” と予想していたが、真逆の展開で肉食女子がズラリ。女子にも人気……いや、女子に人気と言った方が正しい繁盛ぶりだった。まぁ、たまたまそうだったのかもしれないが。
・とにかく油
ともあれ、生餃子を持ち帰って作るとしよう。値段は16個入りで税込650円。タレは別売で1つ10円、自家製ラー油は100円〜。
作り方は普通の餃子と違って、前述したように大量の油を使わなければいけない。なにせ……
手始めに目玉焼きを作る程度の油を引き、餃子を並べたか思えば……
熱湯を注いで8分くらい経ったら、餃子が8分目もぐるくらいまで油を入れて……
ここからさらに……
2分後に減った分の油を補充するのだ
あまりにドボドボしたこともあって、ここまで来ると焼いているというより揚げている感覚に近い。あとは油が透き通り、餃子の裏が焼けてきたところで……
油を捨てれば……
ホワイト餃子の完成!
・実食
さてのさて、改めて見ると餃子は一口大の大きさで豪快そのもの。初めてのホワイト餃子を噛んでみると「パリッ」という音とともに圧倒的な食べ応えがある。で、とにかく印象に残ったのは……
揚げているだけに皮かな
「礼に始まり、礼に終わる」ならぬ「皮に始まり、皮に終わる」。皮が凄まじい存在感で、もはや餃子というより揚げパン、もしくは焼き小籠包を食べているような気さえしてくる。
それでいて中は優しい味。なんというか言葉では言い表せないほど独特な餃子だ。ちなみに餃子のタレ、ラー油をつけて食べるのが王道ルートなのだが、前にホワイト餃子を食べたことのある編集長のGO羽鳥によれば……
なんと岩塩で食べてもよかったらしい。食べれば食べるほど不思議な餃子だけに、いろんな味つけを楽しめそうなところも人気の理由なのだろうか。
・新たなジャンル
これまで食べたことのないような感覚で、とにかく斬新だったホワイト餃子。これはもはや……
餃子という枠組みと飛び越えた……
「ホワイト餃子」っていうジャンルのような気がする
【おわり】