昨年11月、ピザハットからおひとりさま専用「マイボックス」が発表され、ほどなく全国展開。大人数で分けて食べるものだった宅配ピザ業界に、「1人用」という概念を持ち込み話題になったが……ちょっと待ったー! 

「ナポリの窯 / ストロベリーコーンズ」にも1人用あります。ピザサイズもSとMがあったり、サイドメニューが選べたり、豊富な選択肢が魅力。ぜひこちらもご紹介したい。


・「クリスピーソロパック」(税抜1380円)

ここでは「ナポリの窯」を例にご紹介するが、系列店である「ストロベリーコーンズ」にもほぼ同じメニューがある。

今回オーダーしたのはSサイズのクリスピーピザに、サイドメニューがついた「クリスピーソロパック(税抜1380円)」だ。ピザ、サイドメニューともに3種類から選べる。

他にもセットは複数あり、ボリューム満点の「ナポリのソロセット(税抜1800円)」や、ミニピザの「お子様ランチ(税抜787円)」もあるぞ。大人でも注文できるが、配達希望なら最低注文価格に注意だ。

ちょっと珍しいところでは「パスタセット(税抜1380円)」も。組み合わせもいろいろあり、書ききれないため詳細は公式サイトを参照していただきたい。


・届いた!

待つことしばし。ピザハットのようなランチボックスではなく、普通のピザ箱とサイドメニュー箱で届いた。筆者のチョイスは「クワトロチーズのマルゲリータ」と「フィレチキじゃが」。

ピザは1辺およそ20cmのスクエア型。つまり通常メニューのクリスピーピザSサイズそのまんまだ。体感的には「かなり大きい」と感じる。1人で食べきれるかな?

別添えの「ホクじゃが」と「フィレチキ」。前述のとおりサイドメニューも選択可能で、「スマポテ&ホクじゃが」や「アップルパイ」にもできた。ピザ&デザートという組み合わせも捨てがたく、実はかなり迷った。

ピザは3×3で9等分。1辺およそ6cmの1口サイズにカットされている。

シンプルなマルゲリータだが、バジルの風味がきいている。プチトマトもしっかり形が残っておりジューシーだ。ちなみに普通のトマトではなくプチトマトを使うのは「ナポリの窯」のこだわりだという。

横から見てもわかるくらい、カリッカリのクリスピー生地で、スナック感覚で食べられる。ちなみにピザは「トリプルミート」や「ツナとプチトマト」も選べた。

途中で添付の唐辛子をかけると、ビリッとした辛さが加わって刺激的に! まったく違うピザのようになる。

サイドメニューの「フィレチキ」は、サクサクの歯ごたえ。脂っぽさがまったくなく、ウィンナーシュニッツェルのような軽い食感だ。これは旨い!

しかしピザ9ピースはやはり多い! クリスピー生地とはいえサイドメニューを食べながらなので、かなり満腹になった。「軽いランチに」というボリュームではなかったぞ。


・ボリューム満点

価格でいうと、デリバリー1000円からというピザハットが圧勝。

しかし「ナポリの窯」では普通に販売しているサイズのピザ(SまたはM)が入って、かつ通常価格480円のアップルパイがプラスなど、お得なセットになっている。ピザサイズが複数あったり、サイドメニューを選べるのも魅力。

なお、デリバリー可能な最低注文価格は店舗ごとに異なる。筆者の最寄り店では1500円からだったので、上記のセットでは惜しくも10円だけ足りず、ドリンクを追加した。

コスパではちょっと負けるが、ボリュームは満足できること間違いなし。動画を見ながらダラダラする休日の午後にいかがだろうか。


参考リンク:ナポリの窯ストロベリーコーンズ
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.