1度でも台湾を訪れたことがある方ならば、誰もがこう思うことだろう……「また台湾に行きたい」と──。レジャーや買い物もイイが、絶対に外せないのが「台湾グルメ」である。
日本には「台湾ラーメン」「台湾まぜそば」「台湾カステラ」……などなど、台湾を冠するグルメも多いが、あなたは『台湾メロンパン』をご存じだろうか? なんでも “話題沸騰中” の台湾グルメらしいのだが、実際に食べてみたところ……。
・話題沸騰中?
情報によると『台湾メロンパン』は、現地だと「菠蘿油(ボーローヨー)」と呼ばれる屋台街の定番メニューだという。日本でも徐々に人気に火がつき、大阪では月に1万個を販売したとか。 “話題沸騰中” は盛りすぎな気もするが、次に来そうなグルメであることは間違いないのだろう。
その台湾メロンパンを2021年2月3日~20日まで食べられるのが、原宿にある「原宿Food Factory」である。およそ2週間ちょいの期間限定ではあるが、台湾大好きっ子として見逃すことは出来ない。というわけで、原宿に直行し『台湾メロンパン』を味わうことにした。
・台湾メロンパンの正体
さて、現地に到着したところ、意外にも人はまばら。「大阪で月に1万個」と聞いていたので行列も覚悟していたが、余裕で『台湾メロンパン』をゲットした。ただし調理時間(?)が5分ほどかかることは覚えておいた方がイイ。
購入したのは「台湾メロンパン(税込410円)」と「台湾チーズメロンパン(税込480円)」の2種類。そのビジュアルを見る限り、どうやら台湾メロンパンとは「厚切りバターを挟んだメロンパン」のことを言うらしい。……なるほど。
で、実際に食べてみたところ、見たまんまの「メロンパン + 厚切りバター」の味である。通常のメロンパンと違うのは、バターの塩分で “甘じょっぱいメロンパン” になっているところ。ぶっちゃけ驚くほど美味ではなかったが、新しいメロンパンの食べ方としてはアリかもしれない。
ついでに言っておくと、チーズの方はぐっと総菜パンっぽい味に仕上がっている。パンが焼かれているためザクザクとした食感が加わり、同じ『台湾メロンパン』でもかなり違う食べ物になっていた。どちらが好みかは人によると思うが、こちらも全く悪くない。で、思った……
「これ自分できるんじゃね?」と──。
・自作してみた
要するにメロンパンにバターを挟んだものが『台湾メロンパン』だから、メロンパンとバターさえあればいいハズ。というわけで、近所のコンビニでメロンパンとバターを調達し、台湾メロンパンを自作してみることにした。手順はわざわざ説明するほどでもないが、
メロンパンをカットしたら……
バターを厚めに切って……
挟むだけ。
つい数時間前まで未体験だった『台湾メロンパン』が、いとも簡単に完成してしまった。そして気になるお味はというと……。
台湾メロンパンや。
確かにメロンパンのサクサク感などは物足りないが、それでも8割がたは台湾メロンパンである。もし1度でも台湾メロンパンを食べたことがある人がこれを食べたなら、こう言うに決まっている「台湾メロンパンだ」と。
ちなみに『台湾チーズメロンパン』もかなり再現度は高かった。今回はトースターでパンを温めたが、お店ではバーナーを使用していたと思われる。それであっても台湾チーズメロンパンは台湾チーズメロンパン。ぶっちゃけ、かなりチョロい。
というわけで、台湾メロンパンが気になる人は、お店に食べに行くも良し、自分で作るも良しである。ポイントはメロンパンの味が変わるほど大量のバターをぶち込むこと。逆に失敗のしようがないから、興味がある人はぜひ1度お試しいただきたい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 原宿Food Factory
住所 東京都渋谷区神宮前3-25-18 THE SHARE1F
時間 11:00~20:00(時短要請により20時閉店)
休日 不定休
参照元:PR TIMES
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.