韓国コスメブランドの中でも人気の高い「3CE」は、お手頃価格のファッションブランド「STYLENANDA(スタイルナンダ)」発のコスメライン。メインは通販だが、原宿にある路面店もいつもオシャレな女性で賑わっている人気ぶりだ。

そんな「3CE」のアイテムが5点、サンプル含め最大9点入りという非公式福袋を通販サイトQoo10で発見し、思わず買ってしまった。すると、中身の見える福袋の多い昨今なかなか味わうことの出来なかった「これぞ福袋」という気持ちを思い起こさせられたのであった。

・「3CE」非公式福袋の中身

・アイシャドウ(日本での税込定価1200円)
・アイブロウマーカー(日本での税込定価1420円)
・ウォーターティント(日本での税込定価1640円)
・ミニポーチ(日本での税込定価880円)
・ネイルラッカー(韓国での定価5000ウォン・日本円で約500円前後)
・別ブランド「innisfree(イニスフリー)」のシートマスク1枚
・別ブランド「hince(ヒンス)」のリップスクラブ(サンプル)

以上、3CEのアイテム5点と別ブランドのサンプル含めたアイテムが2点、計7点が入っていた。筆者が購入した当時の福袋価格は4875円(税・送料込み)だったが、日本での税込定価が分かるものを合計しても5140円にしかならないという微妙さ。うーん。

「コスメ福袋」をうたいながら、5点のうち1点が筆箱サイズのポーチ、というのが何ともいえない気持ちにさせられる。確かに「3CE」の商品ではあるが、欲を言うとコスメが良かった。

そしてサンプルにいたっては、まさかの別ブランド。念のために言っておくが、「イニスフリー」も「ヒンス」も韓国コスメの人気ブランドで、決して商品が悪いわけではない。ないのだが、サンプルも「3CE」の商品が入っていると思っていたので驚いてしまった。

日本での定価が分かるコスメは確かにどれも人気のものだが、唯一現在日本の公式通販では販売されていないものがある。ネイルラッカーだ。福袋に入っていた色は、大地を思わせる茶色。筆者にはまだ使いこなせる気がしないので、そっと机に置いた。

中身も分からず、コスメの色も選べない福袋ならではの中身だ。久々に、開けた瞬間「えっ?」と声を上げそうになった。しかしそれこそが、昨今忘れかけていた「これぞ福袋」という気持ちなのかもしれない。

・実際に使ってみた

福袋に入っていたもののうち、アイブロウマーカーとアイシャドウ、リップティントを使ってみたよ。肌にトーンアップクリーム、眉をある程度パウダーで描いた状態からスタートだ。

筆者は眉毛のお手入れが苦手でしょっちゅう剃りすぎてしまうため、眉がまばらになっている。そのため、パウダーで描いた上から、福袋に入っていたアイブロウマーカーで眉が生えていない眉尻をカバーするように描きたしてみた。

めちゃくちゃしっかりと色づいたが、筆者が使っている手持ちのアイブロウパウダーより微妙に色が明るかったため、少々浮いてしまった。しかし、発色や落ちにくさはなかなか良かったよ。

続いて、「TOMA RED」というトマトを彷彿とさせる色名の通り真っ赤なアイシャドウを塗っていく。めちゃくちゃ発色が良く、ひと塗りで目尻が赤みを帯びた。

最後に「FIG PINK」という名にふさわしい、イチジクのようなピンクのティントを塗って……

メイク完成!

今回使用した3点は、十分普段使い出来るだろう。ただし3点の合計金額は4260円。福袋を買うよりも、コスメをバラバラで買った方が安かった……。

昨今の、中身が見えたり選べたりする福袋に飽きていて、久々に「ああ……福袋だもんね……」という気持ちを味わいたい方には、オススメしたい。

参照元:Qoo10内ショップBeatyTokTok「3CE 非公式 福袋」
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
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