粉ものの王者タコ焼き。言わずと知れた大阪の名物であり、大阪出身である私(中澤)はお菓子のように食べていた。もはや好きとか嫌いとかではない。アメ村などに出かけたら気づけば口に入ってる感じだ。

とは言え、誰がそばに乗せろと言ったァァァアアア! 責任者出てこいや!! 大阪人でもそう叫びたくなるメニューが富士そばで発売されるという。

・責任者を出してみた

2021年1月5日から富士そばで展開予定だという「タコ焼きそば(仮)」。もう名前だけで分かる。炭水化物モンスターだと。お好み焼き定食に慣れている私でも「タコ焼き on そば」がアリなのかどうか分からない。というわけで、試作会に参加してみることにした。

まず出てきたのは、そばの上にタコ焼きを乗せて、つゆの替わりにソースとマヨネーズがかけられたもの。おい、富士そばよ。これほぼタコ焼きやないか。考える気あんのか。責任者出てこいや

富士そば広報工藤さん「今回は、銀だことのコラボですので銀だこをテーマにいくつか試作品を作っているんですが、このそばは試作中の試作で『出してもいい』と手をあげる店舗があれば店舗限定で販売する感じですかね。名前もまだありません」

──そこで食べてみたところ信じられないことに激ウマだった。そばも炭水化物だけにソースとマヨネーズが合うのである。そこにタコ焼きの生地の味が加わるとモダン焼きのようだ

しかも、銀だこなのでタコ焼き自体が普通にウマイ。皮がカリッとしているため、そばと食感の違いが楽しめるのも良いところである


・タコ焼きそば(仮)

続いて出てきたのは、温そばに銀だこのタコ焼きが乗ったもの。これが全店展開予定の「タコ焼きそば(仮)」の試作品のようだ。つゆとタコ焼きの相性が気になるところだが……

ヤダ上品。出汁のきいた甘めのつゆとタコ焼きのハーモニーが風流だ。皮を噛むとジュワッとつゆがにじみ出るところもグッド。銀だこの皮が、天ぷらの衣的なつゆの吸い込み方をしているため、そばとの相性も悪くないのが意外だった。


・たこ天そば(仮)

個人的にはどちらのメニューも銀だこの良さが活かされていると思った。なお、1月後半には銀だこの「たこ天」を具に使った『たこ天そば(仮)』も登場予定。


試作品を食べてみたところ、こちらはたこの天ぷらなので言うまでもなくそばとの相性は良い。安心して食べられる味である


・ナイスコラボ

食べる前は意味不明だった今回のコラボ。だが、考えてみると、銀だこは関東発で知られるタコ焼きチェーンだ。大阪人である私は、その味に関東発のセンスを感じる。だからこそ、今回のそばとのコラボも通じるものがあるのかもしれない。気になる方は2021年1月5日に富士そばへGOだ!

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.