回転寿司チェーンの中でネタの大きさには定評のあるスシロー。口一杯頬張れるサイズのホタテを出してくれるのは、大手チェーンの中でスシローだけだ。

そんなデカネタが最高であることは言うまでもないが、多少お値段が高めに設定されていることも多い。2貫100円こそ回転寿司の真髄だろ? というわけで、回転寿司マニアに2020年12月7日時点で食べられる「2貫100円皿(都市型店舗は120円)」の中で、高コスパなネタを聞いてみた。

・鮮魚久良々さんに聞いてみた

キャンペーンでピックアップされるネタは目立っているが、スシローはレギュラーメニューも結構入れ替わっていることは以前の記事でお伝えした通り。目立っていないけど良いネタというのは12月にもあるはずだ。

というわけで、回転寿司の魅力にとりつかれて30年の会社員・鮮魚久良々(せんぎょくらら)さんに話を聞いてみよう。久良々さん、12月でオススメの2貫100円皿はありますか


鮮魚久良々「ありますね。スシローの2020年12月は熱いですよ。前回と同じく、店舗によって販売されていなかったりするかもしれませんが、それでも良ければオススメさせていただきます」


──よろしくお願いします!


・オススメ2貫100円皿その1「いわし天ぷら」

鮮魚久良々「分かりました。では、まずは、いわし天ぷらをオススメします。天ぷらと言うと、寿司ネタとしてはどうかと思うかもしれませんが、今のいわし天ぷらは食べておいて損はないですね」

──さっそく食べてみたところ、身がぼってり厚くなっていて、ひと口では食べきれないレベル。さらに、衣の内側から染み出すようなジューシーさにいわしの味が出ている。天ぷらやカツ系の寿司って頼むことに抵抗があったけど、この天ぷらを食べるために注文してしまいそうなボリュームだ。

鮮魚久良々「このサイズで、天ぷらとしてもクオリティーが高いのに100円はコスパ良いですね。ただ、これは言うならばジャブです。次の2つに比べればね


──そう言って、タッチパネルを操作する鮮魚久良々さん。そして、注文レーンを流れてきたのは……


いわし

いや、またいわしなんかい! あんたただのいわし好きじゃないだろうな

・オススメ2貫100円皿その2「塩〆いわし」

鮮魚久良々「いえいえ、12月のスシローのいわしがそれほど素晴らしいんですよ。これは塩〆いわしなんですが、11月にオススメした〆いわしを思い出してください。いわしがめちゃくちゃ大きくなってるでしょ?」

──確かに2倍以上ネタが大きいですね。


鮮魚久良々「身もトロけるようで酢飯と非常にマッチしているんです。キャンペーン商品に隠れがちですが、今のスシローのいわし凄いんですよ


──食べてみたところ、悔しいが確かにウマイ。この溶けるような身が100円とは。11月の取材でスシローのいわしのウマさを知った私だが、それでもまだ侮っていたと言わざるを得ないだろう。それほどにパワーアップしている。

鮮魚久良々「お分かりいただけたようで何よりです。これで安心して最後のネタをオススメできますね。実は、いわしと同じくもう1つネタが巨大化したものがあるんです」


──と、その時、注文レーンがパタッと開いて寿司が流れてきた。こ、これは……!

寒ブリ


しかし、11月にオススメされた2貫100円皿の寒ブリより明らかにデカイ!! さらにネタが垂れ下がり、もはやシャリが包まれるようになっているではないか。

・オススメ2貫100円皿その3「超大切り!寒ブリ」

鮮魚久良々「そう、ただでさえ高コスパだった寒ブリがありえないことになっているんですよ。12月2日から13日まで開催されている『GoTo 超スシロー第1弾』キャンペーンのネタ「超大切り!寒ブリ」なんですが、値段は変わらず2貫100円です。ここまで分かりやすくコスパが良くなることってあります?」

──確かに、値段が変わらず大きくなっていることは明白だ。そのサイズは、まさしく限界突破。ほぼずっと何かしらのキャンペーンをやっているスシローだが、これは良いキャンペーンネタである。

11月にオススメしたネタと2つもかぶってしまったが、双方とも見比べれば、回転寿司マニアが改めてオススメしたのも納得だ。あからさまにパワーアップしている。「11月よりも熱い」という鮮魚久良々さんの言葉に嘘はなかった。マニアオススメの高コスパネタ、機会があればぜひ食べてみてくれ。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.