コロナ禍を受け “オンライン飲み” が新たな飲み会の形態として、定着したように思う。酒飲みは飲むために日々、必死なのだ。ご多分に漏れず、記者も積極的にオンライン飲み会に参加。

とは言え、ここ最近は「ボチボチ宅飲みも取り入れていこか~」という流れが来ている。ごく狭小な、記者の周りだけの話かもしれないが。いやはやしかし、なんやかんやで宅飲みも良いものである。オンライン飲みと比較しつつ、その良さについて語りたいのでちょっと聞いてくれ。

・久しぶりの宅飲み

個人差はあるだろうが、大人になるにつれ宅飲みをする機会がめっきり減った。仕事やらナンヤカンヤと、言い訳といえばそうなのだが、家で飲むには余裕がなさすぎることが原因と考えられる。

だってさ……部屋を片づけたり、ご飯作ったり酒を用意したり、宅飲みってやることが多いじゃない? 学生のころ、ひんぱんに開いていたことが懐かしい。あのころはまだ心にゆとりがあったな、だなんて思う疲れた三十路がココにいます。

さてしかし、外に飲みに行くのもなんとな~く憚(はばか)られる、きょうこの頃。オンライン飲みもマンネリ化してきたし「久しぶりに宅飲みやってみっか」と友人を呼び寄せてみた。その結果、感じたメリットやデメリットを以下に箇条書きにしてみたい。

【メリット】
顔を見合わせて飲む楽しみを、改めて感じられる。
閉店や終電などの時間を気にしなくてよい。
好きなものを食べて飲める。
コスパがまあまあ良し。
自宅、もしくは親しい人の家なので気持ちが楽。

【デメリット】
酒・食べものを自分たちで用意しなければいけない。
部屋を片付けなければいけない。
身だしなみを最低限整えなければならない。
ついついハシャギ過ぎる。
食べて飲んだ後の片付けが正直面倒くさい。

・やっぱり対面は良いな

オンライン飲みとの決定的な違いは、言わずもがな “対面できる” 点である。久しぶりに友人とじかに顔を合わせたがやっぱり良いもので、思わず会話が弾んだことは言うまでもない。

気付けばオンライン飲みよりも長時間、しゃべり続けていたことは自分でも驚いた。画面越しの方が話を一生懸命聞こうとはするのだが、盛り上がりは対面の方が上であることを実感した次第。

またオンライン飲み会時は、自分のペースでガンガン飲み過ぎてしまう。故に二日酔いになりがち。しかし宅飲みは対面であるために、相手に幾分か気を使っているのでボチボチ飲み過ぎたくらいで済むところも良い。

最大のデメリットは後片付けが面倒であることだが、そんなことよりも楽しさの方が勝つ。実行するまでは「部屋をキレイにしなくちゃ」「オンライン飲み会の方がスッピンで良いし気楽だなー」などと思っていたが、蓋を開ければトンデモナイ。

仲間内に酒を飲まない人がいるのであれば、オンライン飲み会が吉という面がありつつも、やはり宅飲みも良いものだ。なにかと厳しく難しい時勢ではあるが、飲み会のイチ方法として宅飲みをそっとオススメしておく。

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

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