よもやよもやだ。こんなラーメンがあろうとは。劇場版『鬼滅の刃』 無限列車編を見た私(中澤)が感動しすぎて美容室で煉獄杏寿郎にしてもらったことは以前の記事でお伝えした通り。あの映画を見たら誰でもそうしたくなると思うが、そんな煉獄杏寿郎ファンが注文せずにはいられないラーメンを発見した。
券売機のボタンにはこう書かれている。「煉獄さん(税込980円)」と。こんなの即押しだろ。ダッシュで即押しだろ。壱ノ型不知火!
・新小岩店限定
そのメニューを展開するのは新小岩にあるラーメン屋『超ごってり麺ごっつ新小岩店』だ。麺ガシガシ、ド級の背脂こってりラーメンで知られるこの店。以前、P.K.サンジュン記者が秋葉原店の「鬼滅の背脂 タン二郎」をご紹介しているが、新小岩店限定で登場しているのがこの「煉獄さん」である。
だから、ロケットニュース24の柱である俺が来た。
店員さんに聞いたところ、メニューに加わったのは今週からとのこと。さっそく注文してみると……赤い!
・炎の呼吸
ラーメン全体にまるで燃え盛るような赤い何かがかけられている。店員さんによると、これは麻婆豆腐のようなもので、辛みのある肉と豆腐が入っているのだとか。食べてみたところ……
うまい!
うまい!
うまい!
……が!
辛いッ!!!!
じわじわとかそんなレベルじゃない剛速球の辛さで口の中が燃えるようだ! このラーメンは『超ごってり麺ごっつ新小岩店』のメニューの中でも1、2を争う辛さなのだという。炎の呼吸!! と、その時、俺は自分の変化に気づいた。
汗ヤベェェェエエエ!!!
・ピンチの煉獄さん
こんなことは初めてだ。決して汗っかきなタイプではないはずなのに、水の呼吸の使い手である編集長GO羽鳥なみに汗が止まらない。だがしかし!
俺は俺の責務を全うする!
ここにある麺は残しはしない。なぜならば俺はロケットニュース24の煉獄さんだからだ! 奥義玖ノ型「煉獄」!!!
・「煉獄さん」の優しさ
唇がヒリヒリするような辛み。その辛みの向こうから手を差し伸べる背脂。思わず、食べる手が止まったこともあった。その時に知ったのは極太麺の優しさである。ちょっとくらい時間がかかってもガシガシの極太麺はノビない。俺を待っていてくれるのだ。厳しさの中に感じる大きい強さと優しさ。このラーメンはまさに煉獄さんである。
最後に水を飲み干すと救われたような気がした。君がこのラーメンを食べきれるかどうか……それは知らん! しかし、俺には母上が見えた。強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない。このラーメンは強い! それだけで十分だ。この話はこれでお終いだな!!
・今回紹介した店舗の情報
店名 超ごってり麺ごっつ新小岩店
住所 東京都葛飾区東新小岩1-2-2
営業時間 11:00~翌4:00
定休日 無休
Report:煉獄星児郎
Photo:Rocketnews24.