コメダ珈琲店の看板メニューといえば、いわずと知れた「シロノワール」。デニッシュパン&ソフトクリームの定番商品はもとより、季節ごとに違ったフルーツやソースの新商品を投入し、私たちを楽しませてくれる。そんなシロノワールがチロルチョコになった!
これまでも「サクレレモン」や「パインアメ」「桔梗信玄餅」など数々の銘菓をチロル化してきたチロルチョコ社だが、今回はコメダ珈琲店とコラボ。全国のセブンイレブン限定で販売している。
・チロルチョコ「シロノワール」(参考価格:税抜39円)
パッケージは、まんまシロノワールの写真。実物の写真だからリアルなのは当たり前だが、わずか3cm四方に小さくプリントされているだけでミニチュア感があってかわいい。
開封してみよう。チョコレートには凸凹があり、なにか「サクサク成分」が混ぜてあるのがわかる。
表面はキャラメル色のチョコレート。もしかしたらパンの色をイメージしているのかも。この時点ですでに部屋には甘〜い香りが強く漂っている。
割ってみると、ホワイトチョコレート、キャラメル色のチョコレート、トロッとしたソースが層になっている。
チロルチョコ社によると「デニッシュパンのサクサク食感、ソフトクリームとメープル風味のシロップをイメージしたチロルチョコ」というから、トロッとしているのはメープルシロップ部分だと思う。凝っている!
食べてみると、濃っっっ厚な甘さ。ほとんどの部分はふんわり軟らかいチョコレートなのだけれど、ほんの少しだけサクサクした部分がある。
そしてチョコレートの甘さの最後に、たしかにメープルシロップの風味が鼻に抜ける。芳醇だ。
実をいうと、筆者はコメダ珈琲店にはよく行くのだが、シロノワールはあまり食べない。ほんのり温かいふわふわデニッシュパンに、冷たいソフトクリーム、美味しくないはずはないのだが、タイミングが微妙なのだ。
「パン」の感じが強すぎて、デザートとはいいにくい。ケーキや焼き菓子のように軽く間食するものとはちょっと違う。かといって甘いソフトクリームにシロップだから、決して主食ではない。いつ、どんなタイミングで食べたらいいか、ちょっと迷うメニューなのだ。
けれどもチロルチョコ版は紛うことなく「お菓子」だ。はっきりした甘さで、コーヒーのお供にもぴったり。1粒のチョコにもかかわらず、なぜか「満腹感」があるのもコメダの精神に通じている。
・なくなり次第終了
商品はコンビニ向けのちょっと大きめサイズで、価格も税込40円を超える。「チロル=10円」の世代からするとなかなかの価格だが、そのぶんチロルチョコ社の本気が見えるぞ。
販売期間は未定で、商品がなくなり次第終了とのこと。ご存じのとおり、チロルチョコは年間たくさんの新フレーバーを発売し、そして販売終了しては、ラインナップを刷新していく。セブンイレブン限定だから、見かけたら迷わずゲットだ!
参考リンク:チロルチョコ株式会社
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.