ロケットニュース24

【大食い検証】サイゼリヤで10万円分食べられるのか? 精鋭8人でリベンジした結果 → 衝撃の事実が発覚…!第4回「10万円食べるもんズ」

2020年9月14日

もし目の前に1万円札が10枚あったら、あなたなら何に使うだろうか。新しい服? ゲームに課金? それとも貯金? 我々ロケットニュース24はというと、すでに決まっている。10万円分食べる──。そう、そのために結成されたのが「10万円食べるもんズ」なのだ。

今から約2年前、我々「10万円食べるもんズ」が最初の対戦相手に選んだのがサイゼリヤだった。ところが死力を尽くしたにもかかわらず、結果は合計2万3048円とまさかの完敗。サイゼの壁の厚さを思い知らされたワケだが……やはりこのままでは終われないだろう。そこで今回は、参加人数を当時の2倍に増やしてサイゼにリベンジを果たしたい。

・10万円リベンジ

飲食チェーンの中でも最高峰のコスパを誇るサイゼリヤ。そこで10万円を使うのは至難の業である。当時、我々はこの高度なミッションに男4人で挑戦し、結果フルボッコにされてしまった。リベンジを果たすには、まずは人数から見直す必要があるだろう。そこで集められたのが……


当サイトの大食いアベンジャーズたちだ。


自称・サイゼリヤを愛し、サイゼリヤに愛された男「サイゼリヤン篠宮」が満を持して登場。さらに心強いことに、ロケットニュースの元祖大食いエース・佐藤パイセンも力を貸してくれるとのこと。女性ながら「いきなりステーキ食べ放題」では無類の強さを発揮した亀沢の活躍にも注目だ。



ちなみにチャレンジ中は、サイゼが先月発表して世間をザワつかせた食事用マスク「しゃべれるくん」を着用する。パッと見た限り、我々以外にこのマスクをつけている客はゼロだが、果たしてこれが勝敗にどう影響するか? 「10万円食べるもんズ」の死闘がついに幕を開けた──。



・じっくり攻める

さて、前回の反省を活かし、私(あひるねこ)がまず最初に頼んだのがノンアルコールビール『オールフリー』だ(250円)。どうしても2000円台のワインに目が行きがちだが、アルコールはやはりお腹にたまる。200円のドリンクバーを頼むよりも点数を稼げるのは、実は『オールフリー』ではないか。



ところが、そんな地道な努力を “無” に帰す男がいた。佐藤英典である。何を思ったか佐藤は、いきなり彩りイタリアンサラダをLサイズ(500円)で注文してしまったのだ。いやコスパ良くしてんじゃねェェェェエエエ! そこは通常サイズを2個頼めや!!



・意味不明

「Lって思ったよりもデカイな~」などと寝ぼけたことをほざく佐藤。そのまま永眠させてやろうかと思ったが、準備運動にはちょうどよかったようで、メンバーたちは勢いよくサラダに飛びついていく。おお! さすがに頼もしいな。いまいち何食ってんのかよく分からんけど。



・選ばれた男

サラダを終えていよいよエンジンがかかってきた我々は、エスカルゴのオーブン焼やムール貝のガーリック焼き(各400円)など、点数を稼げそうな単品料理を中心に本格的に攻撃を開始した。ここで気を吐いたのがサイゼの申し子、サイゼリヤン篠宮だ。



篠宮曰く、序盤で注文すべきはプロシュート(400円)一択だという。たしかにサイゼのメニューの中でプロシュートは高価な部類に入るが……。テーブルに並べられた皿を前に、サイゼリヤンは不適な笑みを浮かべる。


篠宮「プロシュートは本来、ワインなどと一緒に少しずつ食べるものなので、こういう食べ方はあまり好ましくないのですが、今回ばかりは状況が状況です。今日は僕の中のサイゼリミッターを特別に解除してさしあげましょう」


そう言うと篠宮は、なんとフォークでプロシュートを丸ごとすくい上げたではないか。こ、これは……! そう、まさかの贅沢食いである!!



・圧巻

フグ刺しでやるのはよく聞くが、まさかプロシュートを一気に食べるとは……。さすがサイゼリヤを愛し、サイゼリヤに愛された男。この戦い、勝てるかもしれない。



篠宮の勢いに触発され、徐々に士気を上げていくメンバーたち。例えば我々のアホの上司、Yoshioがいい例だ。野菜ペーストの単品(100円)を10個も注文したかと思ったら……



次の瞬間、それらをアーリオオーリオ(300円)にすべて投入ッ! マジかよこのおっさん!! 以前お伝えしたサイゼの最強裏メニュー『ディアボラ風スパゲティ』を再現したとのことだが……いくらなんでもディアボラすぎやしないか?



しかし、当のYoshioは「ウメ~~~~」と幸せそうな鳴き声を上げている。どうやらウマいらしい。いずれにせよ、サイゼのパスタで1300円も稼いだのは有能の一言だ。このペースでガンガン攻めるぞ!



・伝家の宝刀

一方、Yoshioに負けじとイカの墨入りスパゲッティを注文した佐藤パイセン。またしても大盛サイズ(700円)で頼んだ時はさすがにキレかけたが、あの伝説の大食い奥義が見られるとなれば話は別だ。数々の強敵を葬り去ってきた一撃必殺のリミットブレイク……。巻き起これARASHI……。



「佐藤トルネードォォォオオオオオオオオ!!!!!」





でも全然減ってねぇぇぇぇえええええ!!!!!


・知ってた

相変わらずの無風ぶりで逆に安心したが、実のところ我々は、この時点でかなり追い込まれていた。ボリューム満点の料理の山と激闘を繰り広げながら、徐々に徐々に疲弊しつつあったのだ。



デザートメニューで気分転換をはかってみたり……


封印していたワインを解禁してみたり……


しかし、その程度では焼け石に水。今回も10万円を達成できないまま終わってしまうのか? テーブルに暗雲が立ち込める……。とその時! 我々の元に心強い味方が現れたのだった!! 感涙必至の激アツ展開は後半へGOOOOOO!

参考リンク:サイゼリヤ
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

・助っ人登場!

勝負は終盤戦。サイゼの圧倒的なコスパを前に、次第に口数が減っていくメンバーたち。ダメだ……もう一歩も動けない……。今回も「10万円食べるもんズ」は敗北してしまうのか? 全員が勝利を諦めかけた、その時だった──。



「お前ら、待たせたな!」


なんとそこへ現れたのは、大食い企画の特攻隊長・サンジュン!! 我々のピンチを知り、急いで駆け付けてくれたのである。「辛気臭ぇ顔してんじゃねーよ!」そう言ってドカッと席に座ったサンジュンは、間髪入れずにとんでもない数のアロスティチーニ(400円)を注文。それを両手に持って……



恐竜のように貪り始めたではないか!


・バキュームマン

まあマスクの影響で何が何だかよくは分からなかったが、鬼のようにあったアロスティチーニを一瞬で平らげてしまったのはさすがとしか言いようがない。さらにこのサンジュンの猛攻によって再びハートに火が付いた中澤は、ここに来てまさかのリブステーキ(1000円)を注文するという暴挙に。



その表情は漢(おとこ)そのものである。


・ラストスパート

サイゼよ、俺たちの魂はまだ死んじゃいない……! とでも言いたげな顔で(たぶん)、中澤は最高額メニューであるリブステーキをガシガシ食べ進める。するとどうだろう。一度は完全に止まった各メンバーの口と手が、再び動き始めたではないか。


そうだ、達成するんだ……!


今度こそ10万円を!! だって俺たちは……


「10万円食べるもんズ」なんだから!!!!


こうしてすべてを出し尽くしたメンバーたち。


総力戦の結果は……


気になる合計金額は……!


なんと……!!!!


\(^o^)/ 3万9500円 \(^o^)/


いや全然いってねェェェェェェエエエエ! 1人当たり5000円弱で、これは2年前のチャレンジすら下回る計算だ。まさか4万にすら届かないとは、一体どういうことなのか!? ここで我々はある結論に辿り着くことに。というか、もうそうとしか考えられない。クソッ、サイゼの野郎……!


この2年でさらにコスパが良くなりやがったな!?


・実質ドロー

全員が30~40代とは言え、我々の食欲が下がったとは考えにくいので、つまりそういうことなんだろう。そう、悪いのは我々「10万円食べるもんズ」ではない。サイゼのコスパの方なのだ。よってこの勝負は引き分け、ノーカウントとする! ノーカン! ノーカン!! ノーカン! ノーカンンンンンンン!!


俺たちの戦いはつづく……


参考リンク:サイゼリヤ
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼現場の様子を少しだけ公開。

▼おまけ:限界突破で胃薬を飲むサイゼリヤン篠宮

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