スーパーやコンビニなど小売業のレジ袋有料化から約2カ月。1枚につき数円といっても、何度も重なれば無駄な出費だ。この機会にエコバッグやマイバスケットを持ち始めた人も多いだろう。かくいう筆者も有料化をきっかけとした「にわか」エコバッグ派なのだが、いざレジに並んでから「エコバッグ忘れたー!!」ということが頻繁にある。

買ったものを片付けずにそのまま出かけたり、洗濯中だったり……あとは「地方あるある」だと思うが、車の中に置き忘れてくるケース。そんなときのために、予備のレジ袋を持ち歩ける便利グッズをご紹介。エコバッグを「持たない」派の人にもいいぞ。


・リユースシリコンケース(税込550円)

手のひらサイズのソフトケース。株式会社パイン・クリエイトの「リユースシリコンケース」という商品で、描かれているキャラクターは「ZOO ZOO LIFE」。

直径6cmほど、厚さ1cmほどの平べったい形状だ。


裏面には切れ目が入っていて、手で圧力をかけるとパカッと口があく。ここに折りたたんだレジ袋を入れる。同社によるとS・M・Lサイズ(12~30号)のレジ袋が収納できるとのこと。

Sサイズ(関東12号 / 関西30号)で試したところ、3枚は楽に入った。軟らかいシリコン素材なので、形が変わっても気にならなければもっと入る。洋服が入るような大判の袋だと1枚くらいかな? 普段はエコバッグ派だけれど予備として入れておく、という使い方にぴったり!

取り出すときは引っ張るだけ。ざっくりジャバラ折りにして、持ち手が切り込みに来るように入れると取り出しやすい。逆に本体(袋の部分)が取り出し口に来ると、とくに女性は爪で穴をあけてしまうかも。

ボールチェーンがついているのでカバンなどに提げておける。

これまでも犬の散歩用などで「ゴミ袋ケース」というのはあったと思うけれど、一目でゴミ袋が入っているのがわかってしまう。このシリコンケースなら、見た目は完全にキーホルダー。カバンのワンポイントとしてつけているように見える。

ゆるっとした動物たちの表情も可愛い。カワウソ・パンダ・シャチ・ホワイトタイガー・ワニ・ケープペンギンの全6種。


・他メーカーでも

実はこの形状、目新しいものではなく「ラバーコインケース」「シリコンコインケース」などという名称で各社から売られてきた。もちろんきちんと密封はできないが、小銭を入れてぶら下げておくのにちょうどいいアイテム。海外旅行のお土産でもらったことのある人もいるんじゃないかな?

それをレジ袋に使うというのが目からウロコのアイディア! 同社はSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)を推進しており、地球環境に配慮した商品開発に取り組んでいる。

筆者もさっそくカバンにつけた。ペタペタした質感のシリコン素材なので、埃がつきやすいのはちょっと気になるけれど、ウェットティッシュでさっとふける。これで行き慣れない書店や衣料品店のレジで「あー!!」となっても安心だ。ラバーコインケースにレジ袋、お試しあれ!


参考リンク:株式会社パイン・クリエイト
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.