終わりの兆しが見えないコロナ禍。そんな新型コロナの影響で、放送延期となっていたのが春に放送予定だったアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』、人呼んで「リゼロ」である

2016年に1期がヒットした本作。4年越しとあって私(中澤)も超絶楽しみにしていたため、延期には愕然としたものだが、夏アニメで無事放送がスタートした。1期で乗り遅れた人も乗るなら今だと思う。個人的には、ここ数年で1番の名作であり、より多くの人に見て欲しい。

されど4年。一期がもう記憶の彼方の人も多いだろう。そこで、復習の意味も含めてアニメ『リゼロ』の、みんなが忘れてそうな設定をまとめてみようと思う。本記事は乗り遅れた人が2期から入れるようにも書くが、今から1期を見ようと思っている人だけはネタバレになるので注意してくれ

・リゼロが新しかった点

まず、リゼロが異世界転生ものであることはタイトルからも分かるだろう。主人公の少年ナツキ・スバルは、コンビニ帰りにいきなり異世界に召喚される。剣と魔法のファンタジー世界で、ただの高校生がどう生きるか……。これがこの物語のベーシックである。

ただし、通常の異世界転生ものと違ってリゼロが新しかったところは、スバルもヒロインのエミリアも死にまくること。そして、死んだら記憶を持ったまま過去の決められたポイントからやり直しになるというのがスバルの能力。RPGを客観的に見たようなこの能力のことを指してスバルは「死に戻り」と呼んでいる。

・分からないことだらけ

そんな中で、エミリアなどと知り合い、徐々にファンタジー世界の中枢へと巻き込まれていくスバル。ただし、ほとんどがスバルの主観で進むため、各キャラが何を考えているのかや、世界の状況など、一期の段階ではまだまだ分からないことだらけだ。これちゃんとアニメで終わりまでいくのだろうか?

とは言え、何回も死に戻るうちに、新しい情報が増えていく。スバルは言わば、仲間が誰も死なない攻略ルートを目指して情報を集めているわけだが、その中には世界に関するものや主要キャラの立ち位置が判明するものもあったりする。そういった一期の中で語られた設定を以下にまとめていきたい。

・スバルの死に戻りには魔女が絡んでいる

スバルが召喚された世界では名前を口にするのさえためらわれる存在がいる。ハリー・ポッターのヴォルデモートみたいなものだ。それが嫉妬の魔女サテラで、400年前、他の6人の魔女全てを飲み込み、世界の半分を飲み込んだ銀髪のハーフエルフである。

スバルが死に戻りすると魔女の香りが強くなり、死に戻りについて誰かに告げようとすると魔女に心臓を掴まれる。ちなみに、ヒロインであるエミリアは、銀髪のハーフエルフというサテラと共通した特徴を持つために街では差別の対象だ。

・エミリアは王候補

スバルが召喚されたのは親竜王国ルグニカという国。ルグニカはドラゴンと王族の盟約によりできた国だが、半年前に王をはじめとする王族が全て病死したため王不在で、次期王候補が数人台頭しているところだ。ヒロイン・エミリアもその王候補の1人。王国最高の魔法使いであるロズワールが推薦人となり王戦に参加している。

・王候補を選出するのは竜歴石

ルグニカ王国にある預言の石板「竜歴石」。王候補は、「龍の巫女」として竜歴石に名前が書かれている。そして、王になった暁には龍と盟約を交わす

・ロズワールの目的は「龍殺し」

謎多き人物であるロズワールだが、その目的が「龍殺し」であることをひと言つぶやくシーンがある。なお、エミリアには別の目的がある模様。

・レムとラムの村は魔女教団に燃やされている

ロズワール低の使用人が双子の鬼であるレムとラム。そんなレムとラムの村を燃やしたのが魔女教団というサテラを信仰する邪教で、一期のラスボスはこの邪教の大罪司教『怠惰』担当ペテルギウスだ。一期のメインヒロインはレムと言っても過言ではない。

・魔女教団の大罪司教『傲慢』の座は空いている

魔女教団の大罪司教の座は7つの大罪から来ている。しかし、現在『傲慢』の座が空いており、ペテルギウスはスバルが『傲慢』ではないかと予想していた

・魔獣は魔女が生み出した生物

一期で1つのクライマックスとなるのが白鯨退治だが、その白鯨を含め、魔獣は魔女が生み出したもの。

・一期での魔女教団の目的

エミリアがペテルギウスに狙われた理由が、銀髪のハーフエルフにサテラを降ろして再誕させるため。ペテルギウスだけの目的だったのか、魔女教団全体の目的なのかは一期ではいまいち判然としないが、エミリアとスバルとサテラの関係から、今後も魔女教団が深くかかわってくることは間違いない。

・エミリアとパックの契約

エミリアが使役する精霊パックは、エミリアとの間にある契約が結ばれている。契約の全容は謎だが、一期の18話でエミリアが死んだ時は「契約に従い僕はこれから世界を滅ぼす」というセリフと共にスバルを殺す。

・スバルは陰属性で精霊との親和性が高い

ただの高校生であるスバルだが、属性は珍しいとされる陰属性で周りを闇に包む初期魔法「シャマク」を使える。また、精霊との親和性が高く、感覚を共有する魔法「ネクト」で頭が割れそうになるシーンがあった。

──以上、好きな人はご存知な設定かとは思うが、あなたはいくつ覚えていただろうか。私は正直、印象的なシーン以外全部忘れていた。4年は長かったようである。それにしても、エミリアがレムの存在を忘れてるっていう猛烈な引きから4年も待たされるとは思わなかったよ……。あんなの普通20話くらいのクライマックスに配置される終わり方でしょ。

とは言え、上記を覚えておけば、二期もより深く楽しめるに違いない。また、乗り遅れて乗れない人も、これを読んだらある程度二期についてこれるのではないかと思うので、参考にしていただけると幸いだ。

執筆:中澤星児
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会