やよい軒が大好きだ。私(中澤)は「めしや丼」という名前の頃からやよい軒のファンだが、その当時、定食屋チェーンでご飯おかわり自由ってめちゃくちゃエポックメイキングだった。1日3食めしや丼でも良いくらいに思っていたくらいである。

で、今もよく行くわけだが、先日、ご飯のおかわりを店員さんにお願いしたところ「あちらでお願いします!」とおかわり処を案内された。はて? おかわりの際は、店員さんに頼む形式になっていたはずだが、おかわり処復活? そう思いながらも、案内された場所に向かったところ……ごはんおかわりロボいたァァァアアア

・ウォーターサーバーかと思った

そう言えば、こんな話あったな! 以前のロケットニュース24の記事を思い出してにわかにテンションが爆上がりする私。実際に見ると、導入されているごはんおかわりロボは、ニュースで公開されていた写真ほど鉄っぽくなくてソフトな質感。高速のパーキングとかにあるお茶も淹れられるウォーターサーバーみたいだ

おかわりの仕方も同じで、茶碗をセットしてボタンを押すだけ。ちなみに、ボタンは「一口(50g)」「小盛(100g)」「並盛(150g)」「中盛(200g)」と分かれている。

・おかわりしてみよう

ただ、ウォーターサーバーって勢いよすぎてこぼれることあるけど、ごはんおかわりロボはどうなんだろうか? 水と違って米がボロボロこぼれるのは結構嫌だ。そこで、お茶碗をセットして並盛ボタンを押してみよう。ポチッとな。


バラバラに落ちてくる米に一瞬不安になったが……


ひと粒もこぼれず!


こやつ、できるッ……!!

しかも、塊で「ボンッ!」ではないためか、よそわれた米はふっくらしていた。人の手でよそったようである。

・ごめん、ロボ

私は少し前までの自分を恥じた。ロボだからという理由だけで、「こぼれるのではないか?」とか「盛り方がかたいのではないか?」と疑っていた自分に気づいたからである。

やよい軒の米は相変わらずふっくらしていてウマかった。これが温もり……。言うまでもなく、ロボに人の心はない。しかし、ごはんおかわりロボは間違いなくやよい軒の心を持っていたと言えるのではないだろうか

──と、締めようと思っていたのだが後日のこと。もち麦ごはんを注文して、そのままの茶碗で中盛をおかわりしたら……


ちょびっとこぼれちゃった……。

まあ、これはどちらかと言うと、明らかに小さいもち麦ごはんの茶碗で考えなしに中盛を押した私が悪かったわけだが。1粒もこぼしたくない方は、おかわりする際、白米の茶碗に交換してもらった方が良いかもしれない。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.