おそらく知らない人が多いと思う。ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」の一部店舗にはモーニングセットが存在することを。さらに系列店のディッシャーズでは、名古屋の定番モーニング「あんバタートースト」を提供しているのだ。え!? ドンキーでモーニングが食えるの?
驚くのも無理はない。びっくりドンキーでは都内でも4店舗しかモーニングを提供しておらず、ディッシャーズにいたってはまだ全国に2店舗しかない(2020年7月2日時点)。どこでも食べられるわけじゃないだけに、味が気になるところだ。そこで今回は、ディッシャーズに行ってみたぞ。
・ドンキーのモーニングと違う
ディッシャーズ新宿住友ビル店の営業時間は7時からだ(平日)。以前訪問したのは11時過ぎ。よく考えたら、そんな朝早くからハンバーグを提供しているのか? むしろ朝ハンバーグも良いかもしれない。そう思って再びお店を訪ねると、モーニングの提供を行っていることがわかった。
調べたところ、びっくりドンキーの店舗ではプレーン・チーズ・ポテサラの3種のトーストのいずれかとゆで卵を付けた税別298~398円のモーニングを提供しているようだ。
一方のディッシャーズはプレーン・チーズ・いちごミルク・あんバターの4種のトーストのいずれかにゆで卵を付けたモーニングセット。もしくはそれにサラダの付いたセットの計8種を用意しており、税別380~650円で提供している。バリエーションや価格帯を見る限り、ディッシャーズの方がモーニングに力を入れている気がする。
・粒がデカい
なお、ディッシャーズでのオーダーは卓上の電子端末を使って行う。会計は退出時に精算プレートを精算機にかざすセルフ会計方式。詳しい注文方法については以前の記事をご覧頂きたい。
私(佐藤)はあんバタートーストにサラダのついたセットを注文した。しばし待つと、びっくりドンキーの見慣れた木のプレートには、あんバタートーストと彩り鮮やかな野菜を扱ったサラダ、そして伯方の塩が添えられたゆで卵が行儀よく並んで出てきた。ちなみに、ここのモーニングはドリンクバーが付いてくる。
本家の大根サラダも良いのだが、ここのサラダもかなりイイ。見た目に華やかで、昨今の健康志向を反映してか身体思いの食材を選んでいることがうかがえる。
そして本題のあんバタートースト。コメダ珈琲のあんこと比べると、こちらは明らかに小豆の粒がデカい。存在感十分、このくらいのデカさの粒あんを見ることはなかなか無い気がする。和菓子ならわかるけど、トーストの添え物としては主張が強い。
しかし甘さはそれほど強くなく、厚切りトーストとの食べ合わせもちょうどよかった。それにしても、ディッシャーズはハンバーグディッシュをカスタムできる良いお店なので、早く店舗を拡大して欲しい。近場なら確実に通い詰めるから、ジャンジャンお店を出しておくれ~!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ディッシャーズ 新宿住友ビル店
住所 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビルB1
営業時間 7:00~21:00 / 土日祝11:00~21:00