
同じ業態の店ならばどこにでもあるメニューというものがある。例えば、立ち食いそば屋ならかき揚げそば。その共通項は、店が違っても一定の味を味わえる1つの安心感ともなるわけだ。コンビニそばで言うと、「とろろそば」がこれにあたる。
ウマイそば屋を求めて色んな町を放浪する「立ち食いそば放浪記」。しかし、現在は緊急事態宣言の外出自粛中である。というわけで、今回は立ち食いそば放浪記も自粛バージョン。ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートの「とろろそば」を食べ比べます。
・圧勝だったコンビニ
そもそもコンビニのとろろそばに違いなんてあるのか? そう思う人も多いだろう。だが、結論から言うと、1つだけ高コスパすぎるものがあった。正直、ズバ抜けていて勝負にならない。圧勝すぎるのでもう答えまで言ってしまおう。そのとろろそばとは……
セブンイレブン「だし割とろろを味わうとろろそば」だ。私(中澤)がそう思った理由を以下に説明していきたい。
・価格
食べる前に注目したのは3つのコンビニの価格。ファミリーマート「冷しとろろそば」は税込450円、ローソン「半熟玉子のとろろそば」は税込460円、そしてセブンイレブン「だし割とろろを味わうとろろそば」が税込429円である。
一番安いのはセブンだが、ローソンには半熟玉子が入っている。どちらがコスパが良いかは現時点では分からないところだ。しかし、1つの指標としてそれぞれの価格を頭に叩き込んで進めていきたい。それではまず、ファミマ「冷しとろろそば」を食べてみよう。
・ファミマ「冷しとろろそば(税込450円)」
これを最初に食べようと思った理由は商品名から一番基本的なコンビニとろろそばだと予想したから。そして、その予想は外れていなかった。具はきゅうり、ねぎ、刻みのり、ワサビと基本的な薬味のみ。
とろろは粘度が高めでネバッとしており、つゆは甘めだった。全てを混ぜて食べると、とろろのネバ感としなしなとしたそばが合わさりペロンとした食べ心地。非常にコンビニそばな味である。
・ローソン「半熟玉子のとろろそば(税込460円)」
この味を記憶しつつローソン「半熟玉子のとろろそば」に移ろう。最高値の460円であるこのそば。それだけに具にはちょっとした豪勢さがある。半熟玉子を50円と考えるとお得さすら漂っているのではないだろうか。
そして、味においても半熟玉子は相当デカイ。そばを包むまろやかな黄身の甘みは、3つの中で最高値とは言え余裕で納得の味だ。
とろろは水気のあるシャバ系で、つゆも甘め、そばの質感もファミマと大差ないのだが、そこに黄身の甘みがあるだけで階段を一気に数段上ってる。半熟玉子TUEEEEEEEE!
このラインナップで半熟玉子入りはハッキリ言ってチート。クロノ・トリガーで言うと、最初から「にじ」を持っているようなものだ。ローソンだけ2周目である。決まったと思った。セブンイレブンを食べるまでは……。
・セブン「だし割とろろを味わうとろろそば(税込429円)」
セブンイレブン「だし割とろろを味わうとろろそば」を開けてみると、具はとろろ、オクラ、なめこ、ワサビというシンプルさ。ほぼ丸腰である。ローソンが「強くてニューゲーム」をした後のクロノなら、セブンイレブンは最初のボス・ヤクラではないか。オクラだけに。
自殺行為だ……。もはや勝敗は見えている。しかし、スルーすることはできない。なぜならば、ヤクラはイベントバトルだから。ヤクラを倒さないと先に進むことはできないから!
絶望に打ちひしがれながらも食べてみたところ、とろろの風味がスッと鼻に抜ける。こ、これは……? ひと口食べただけで感じた……
「モノが違う」と──。
ナチュラルかつ濃厚な素材の味。ザラザラと粗めの食感のワサビには旨みが漂い、そばの食べ心地も前述2つのようなペロンとしたしなしなそばではなく食感がちゃんと生きている。
そんないくつもの良さが1つにまとまって、とろろそばというパーティーを組んでいるようだ。そう、時空を超えて集まり世界を救う勇者たちのように。
目が覚めた。確かに、半熟玉子は強大な力を持っている。だが、大きすぎる光はその分影も濃くなるのが世の常。この勝負、セブンイレブンこそが真の勇者だったと言わざるをえまい。
・ローソンとセブンの一騎打ちか
闇落ちローソンと勇者セブンの一騎打ちとなったコンビニとろろそば・トリガー。個人的には、一番安いにもかかわらず正統派なウマさのあるセブンの圧勝であった。
とは言え、この物語はマルチ・エンディング。好みによってまた違ったエンディングを見る人もいるかもしれない。それぞれの違いは十分にお伝えできたかと思うので、あとはご自身で冒険してみてくれ。僕らのそばが、いま時空を越える──!
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼クロノ・トリガーCM
中澤星児












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