佐藤です。私はもはや、普通にオンラインミーティングに参加できない男になってしまった。ふんどし一丁なのにスーツ姿かのように偽装したり、録画映像を流してエア参加をしてみたり……。こうなったら在宅勤務が終わるまで、普通に参加してやるものか! 中途半端でやめたら、逆にメンバーに申し訳ない!

ところで、オンラインミーティングの場合、自室を映したくない人は「バーチャル背景」を使用しているはず。では、本来は隠すべき自室をバーチャル背景にしてほかの場所から参加したら、バレないんじゃないのか? この仮説を確かめるために、今回も在宅検証してみたぞ!

・バーチャル背景「佐藤の部屋」

実は今回、思いのほか手間がかかった。なぜ、こんなくだらないことのために、時間と手間をかけなきゃいけねえんだ、チキショー! と私自身がイラ立ったくらいである。が! この程度でメゲていられない。ヤツら(編集部メンバー)の目を欺くためなら、どんな努力も惜しまないぞ!!


さて、バーチャル背景の設定方法は使用するオンラインミーティングサービスによって異なる。最近よく聞く「ZOOM」では、パソコン版・iOS版(iPhone8以降)で簡単にバーチャル背景の変更が可能とのことだ。ということは、ZOOMユーザーは以下の私の自室写真を保存しバーチャル背景に設定すれば、「佐藤の部屋」にいるように偽装できてしまうだろう。


・バーチャル背景を作る

残念ながら当編集部ではZOOMではなく、「Goole Meet」を使用している。なお、Google Meetにはバーチャル背景の設定がなく、今回は「Snap Camera」を使って背景の変更を行った。同アプリを利用すれば、自分の姿や背景を偽装して会議に参加できるぞ。


さらに、「Lens Studio」というツールを使えば、オリジナルのバーチャル背景を作成できる。これがまた面倒くせええ! と思ったが、何とか自分を奮い立たせて、ツールと格闘すること約1時間。


無事に自分の部屋の背景を作ることに成功した! バーチャルに見える?


ホンモノとニセモノを見比べてみると、ほぼ一緒! 多少部屋の明るさに違いは感じられるものの、おおむね問題ない!!


・トイレはダメだ

よし、これで部屋にいるフリするぞ! ということで、トイレからミーティング参加してやることにした。


念のために事前にテストしてみたところ、コレはいかん! となった。何がいかんのか? トイレが暗くて背景とまったくなじまない。クソコラにもほどがある。「闇落ち」したみたいに、自分が真っ黒やないか……。


仕方がないので、明るい台所に移動。ここなら光量も十分だ。顔も明るく映ってる。


そしてミーテイング開始! 貴様ら(編集部メンバー)、今回のトリックを見破れるか!?


・いざ、ミーティング!

ミーティング開始序盤、早くも編集長GO羽鳥が異変に気付いたらしく、やたらとニヤニヤし出した。ニヤつく羽鳥の様子に、P.K.サンジュンが「どうしたんすか?」とやはりニヤつき気味に尋ねる。う~ん……、どうやら私が普通にミーティングに参加していないことが、速攻でバレたらしい。まあ、いい。バレるとかバレないとか、この際そんなのは問題ではない。


のちに尋ねると、羽鳥は「佐藤さん、背景に溶けてるからおかしいと思った」と証言している。そう、動くと背景に溶けてしまうのが、この自室偽装の難点だった。とはいえ、滞りなくミーティングは終了した。私のミーティング偽装は、誰にも迷惑をかけることがないのが、最大のメリットである。

という訳で、今回も楽しく遊ぶことができた。さ~て、次は何して遊ぼうかな~? 来週のミーティングが楽しみだ!


参照元:Snap CameraLens StudioZOOMヘルプセンター
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:Snap Camera、Lens Studio

▼「佐藤の部屋」をバーチャル背景にしよう