今から4年前のことだ。2016年4月当時、私(佐藤)はカプセルトイの業界は終わったと思っていた。なぜなら、超精巧に作られた「う○こ」を販売してしまったからだ。う○こはすべての終着点だと私は考える。これをやってしまった以上は、上回るインパクトを与える商品はもはや誕生しないだろう。そう思い、カプセルトイは終わったと考えていたのである。
だがしかし! この数カ月の間に、また新しい流れが来ている。昨年末に「NTT東日本の公衆電話」のトイが発売されて以降、業界は息を吹き返したのではないか? そんななか、またしても素晴らしい商品が登場した。それが今回紹介する「黒ひげ危機一発」である。手のひらサイズに再現されたこの商品、なかなか良い出来だ!
・1個200円、全6種
この商品はタカラトミーアーツから2020年1月に発売されたものだ。実はコレ、第2弾とのこと。第1弾があったとは、知らなかったぞ。
この手の商品は大抵300円が相場なのだが、黒ひげは1個200円。良心的な価格設定である。ためしに3個購入してみた。
ちなみに販売商品は、現行版の「黒ひげ危機一発(2011年〜)」や「黒ひげ危機 一発金の剣(2000年)」「赤ひげ危機一発(2002年)」など全6種となっている。
・ちゃんと遊べるぞ!
組み立てる手間はほとんどない。剣をばらして、シールを貼るだけ。だが! 老眼の私にはその作業さえ疲れる。手元が見えづらい!! 幸い老眼鏡を手に入れたので、それを装着することによってスムーズに作業できた。老眼鏡最高!
購入した3つは現行版の黒ひげのほか、「黒ひげ危機100発(2009年)」と「ワルひげ危機一発(2015年)」の計3種である。良くできたミニチュア版だ。いくつか買い求めて、飾っておくとカワイイかもしれない。
オブジェとしてだけではなく、ゲームとしてももちろん機能する。ミニチュアながら飛距離もなかなかのものだ。黒ひげを飛ばしてみると……。
飛んだ! 推定高さ30センチ超!! 遊ぶのに十分な威力であるッ!
それにしても、最近のカプセルトイは侮れない。ただ小さいだけではなく、ささやかながらも満足いく機能を備えたものも登場しつつある。あのう○この絶望から、良く立ち直った。今のカプセルトイ業界は死の淵から蘇ったといっても過言ではない。今後さらなる発展に期待したい。そしてう○この悪夢を早く忘れよう!
参照元:タカラトミーアーツ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼検証しようとしたら、速攻で終了してしまった……