2019年12月、近年稀に見る傑作のカプセルトイを発見した。それは、「NTT東日本の公衆電話」だ。非常に精巧なつくりをしており、たくさん並べて懐かしの電話コーナーを再現したくなる。発売開始後から注目を集め、人気のあまりアッという間に品切れになってしまったようだ。
しばらくアレに匹敵する傑作に出会うことはないだろう。そう思っていたら、意外なモノを見つけてしまった。「黒電話の感触」なるカプセルトイだ。これは、昔馴染みの黒電話のダイヤル部分だけを再現した代物である。おお! なんという大胆な発想だ!!
・黒電話のダイヤル
私(佐藤)はこれらのカプセルトイを発見すると、その前を素通りできない性分だ。無駄なモノとは思いながらも、ついつい購入してしまう悪癖がある。当然これも見過ごすことができず、1つ購入してしまった訳だが……。ちなみに販売価格は300円。
開封して中に入っているしおりを見ると、商品は全4種ある。黒電話バージョンが3パターン、赤電話バージョンが1パターン存在するようだ。
・イメージとは違うが……
実物を見れば、手のひらにスッポリと収まるサイズ。ダイヤルだけを手に取る経験は初めてのことなので、何だか妙な気分だ。
回してみよう。私の記憶が正しければ、おそらく私(46歳)自身、小学生の頃までしか黒電話を使っていなかったはず。これを回せば、その頃の思い出がよみがえるのだろうか? 油断すると、どの番号を回したのか忘れてしまい、間違い電話をかける恐れの高いダイヤル電話。恐る恐る電話をかけた日々よ、よみがえれ!
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ジー……、ジー……
う~ん、なんかイメージしていたものと違う。違うけど、ダイヤルを回す動作は懐かしいものがある。昔の電話はみんなこうだった。今のように、スマホから電話帳を呼び出して電話をする日が来るとは。さらには、電話番号を知らなくとも、コミュニケーションアプリをタップすれば通話できるようになるとはね。
ダイヤルの公衆電話を見かけると、懐かしくてつい電話をしてしまう人だっているかもしれない。そんな人は、このカプセルトイがオススメだ。感触だけなら味わえるぞ。
参照元:エポック社
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24