ふわふわの油揚げを噛むと「じゅわぁ……」とあふれ出すつゆ。きつねそば is ジャスティス。「所詮油揚げ」という声もあるけれど、ゆえに安く、何よりつゆとの相性が素晴らしい。もはやきつねそばは改良の余地がないほどに完成されている。

と思っていたのだが、富士そばが画期的なきつねそばを発明していた。2019年12月10日現在、4店舗のみで販売されているこの1品。見た目は何の変哲もないきつねそばだが、実は秘密が隠されている

・油揚げに秘密

前述の通り、見た目は何の変哲もないきつねそば。ちなみに、具は油揚げ、ワカメ、ネギである。な? 普通だろ? しかし、この油揚げ、実は……

餅が入ってるんです。つゆが染み出す餅巾着は食べごたえ抜群。非常にそばに合っており、きつねそばのグレードアップに成功している。

・4店のみの販売

そんなそばの名前は「もち入りきつねそば(税込430円)」。2019年12月10日現在、板橋店、代々木八幡店、浦和仲町店、北浦和店の4店舗のみで販売が開始されている。

私(中澤)が食べたのは北浦和店だったのだが、餅の甘みのせいか、つゆがコク深く非常にウマく感じられた。富士そばの広報である工藤さんに北浦和店のつゆについて確認してしまうほどに。「環境的には他店と同じ」という回答だったが……。

ちなみに、そばも乱切りでウマかったため、このことについても聞いてみたところ、「現在、数店舗に乱切りを導入している」とのこと。北浦和店はその数店舗の中の1つだという。

つゆが別物に感じてしまうほどウマイ「もち入りきつねそば」。シンプルな発想ながらもちゃんとしっくりくるものがあり、正直、これはなかなかの発明だと思う。近所の店舗でも販売開始しないかなあ。

・今回紹介した店舗の情報

店名 富士そば 北浦和店
住所 埼玉県さいたま市浦和区北浦和3-2-4
営業時間 24時間営業
定休日 無休

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

日本、〒330-0074 埼玉県さいたま市浦和区北浦和3丁目2−4