
昭和レトロな街並みが今も残る下町・蔵前。最近では、お洒落な雑貨店やカフェなども増えて、浅草の隣というアクセスの良さから注目を集めている。
今回紹介したいのは、そんな蔵前の住宅街にある『HATCOFFEE』というカフェ。2019年6月にオープンしたばかりのお店だが、インスタなどのSNSを中心に、その緻密かつ立体的な「ラテアート」がたちまち話題となったのだ。
・『HATCOFFEE』のラテアート
入店したら、まずは「ラテアート」の味から選んでいこう。用意されているのはカフェラテ・カフェモカ・ショコラテ・キャラメルラテ・ハニーラテ・ティーラテ・バニララテ・シーズナルラテの計8種類だ。
味を選んだら次に、「ラテアート」してもらいたい写真、または画像を提示する。動物でも人間でも、基本的にどんなものでもOK。また、有名なキャラクターなどは、画像を見せなくても大丈夫とのこと。
そして最後に、「ラテアート」を2Dと3Dのどちらにするかを決める。2Dというのは、いわゆる普通の「ラテアート」でコーヒーに絵を平面的に描くもの。3Dというのは、コーヒーの表面に泡立ったミルクを乗せて立体的に作るもの。3Dはカップから飛び出すように作れるため、2Dとはまた違った雰囲気に仕上がるのだ。
・2Dラテは「そっくり」、3Dラテは「動きがでる」
私は自分の愛猫・ばるくんを2Dラテに。好きなキャラクターであるサンリオのポムポムプリンを3Dラテで注文した。今回の場合だと、ばるくんの写真は見せたが、ポムポムプリンは有名で人気の注文ということで口頭だけで伝わった。
また『HATCOFFEE』は、注文した「ラテアート」の作る工程を目の前で見ることができる。細かい要望などは、見ているときに伝えていくと良いだろう。
作り方は2Dも3Dも、まずミルクで輪郭や形を作り、細い棒につけたエスプレッソで顔や模様を書いていく。分かりやすく言うとミルクはキャンバスで、エスプレッソはインクの役割を果たしているのだ。
ただ2Dの場合だとミルクは液体、3Dはホイップしたミルクを使う。2Dはコーヒーにミルクを流し込んで形を整えるが、一方3Dはスプーンで泡をすくってコーヒーに乗せる。さらにそこから立体的に形を作るという工程だ。素人の目で見ても、3Dはかなり難しそう……!
ちなみに「ラテアート」を作ってくれたのは、海外でも活躍しているという店長さん。とにかく繊細、なのにスピーディーな作業は『プロの技』としか言いようがない。1杯の「ラテアート」を作るのに、大体5分程度だったと思う。
作業の速さについて聞いたら、「ゆっくり作ってはコーヒーが冷めてしまうのでラテアートは速さも重要」と言っていた。想像していた以上に、「ラテアート」とは奥が深い技術のようである……。
それでは、完成した「ラテアート」は、一体どのようになったのか……。
まず、2Dの愛猫・ばるくんだが、もはやラテに書いてる思えないくらいソックリ!!!!!
ばるくんはキジトラ猫で全体的に色はグレーで所々が白。おでこの部分には、黒っぽい毛で特徴的な模様がある。それぞれの毛の色の違いはミルクにエスプレッソを溶かすことで、忠実に再現されていた。
そして、3Dのポムポムプリンは……
立体感があって生きているみたいッッッ!!!!!!
泡で出来ているポムポムプリンは、コップを動かすと振動で一緒に動く。またコーヒーの上に寝っ転がっているポーズのため、しっぽやお尻の「×」マークまでちゃんと再現されていた。360度、どんな角度から見ても楽しめるラテである!
・味も見た目に負けない旨さ
見た目で満足し、味のことは二の次だったが、飲んだ瞬間あまりの旨さにはっとさせられた! 2Dはカフェラテ、3Dはキャラメルラテを注文したのだが、どちらもコーヒーの風味が豊か。仮に「ラテアート」が無くとも、この味だけで人気がでそうなくらいだ。
「ラテアート」の値段は、2Dでも3Dでも1杯1200円。普通のラテと比べれば高いが、自分の好きな物を作ってくれる技術力と、抜かりない味を考えれると私は高いと思わなかった。一度この「ラテアート」を体験すれば、満足度の高さを実感できると思う。
なお、ラテアート以外にもメニューは豊富! エスプレッソなどのコーヒー類、ソフトドリンク、アルコールもビールやカクテルが数種類ある。フード系もお洒落なライスプレートのメニューを始め、テリーヌや焼き菓子などスイーツ系も充実していた。
「ラテアート」と一緒に食事も楽しめるので、ランチやディナーついでに行くのも良いだろう。気になった人は、書いてもらいたい写真や画像を持って『HATCOFFEE』へ足を運んでみてはいかがだろうか~!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
名称 HATCOFFEE
住所 東京都台東区寿3-15-6
時間 火~日10:00~21:00 ランチ11:00~15:00
休日 月曜日
Report:mai
Photo:RocketNews24.
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mai










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