いやぁ強かったですねえ、アーモンドアイ……。天皇賞(秋)の興奮も冷めやらぬ競馬界だが、今週も京王杯2歳ステークス、アルゼンチン共和国杯など注目の重賞が続々と開催されます。
今さらながら、アーモンドアイは両親ともにG1馬(ロードカナロア&フサイチパンドラ)の超エリート血統。やっぱり強さって受け継がれるんです。というわけで今週のテーマは、ずばり血統。ブラッド予想でダブル的中を目指します!
・仕上がり早いダイワメジャー産駒
土曜東京のメインは芝1400mで行われる京王杯2歳ステークス。まだまだキャリアの浅い2歳秋のレースということで、早熟傾向にある血統の馬から狙ってみたい。
筆者の注目は、ダイワメジャー産駒の⑩グランチェイサー。ダイワメジャー産駒は過去にG1を7勝しているが、整理すると下記のようになる。
・2012年 NHKマイルカップ(カレンブラックヒル)
・2014年 高松宮記念(コパノリチャード)
・2015年 阪神JF(メジャーエンブレム)
・2016年 NHKマイルカップ(メジャーエンブレム)
・2017年 桜花賞(レーヌミノル)
・2018年 朝日杯FS(アドマイヤマーズ)
・2019年 NHKマイルカップ(アドマイヤマーズ)
7勝のうち6勝が3歳春までのG1。ダイワメジャー自身は古馬になってからも活躍した馬だったが、産駒は早めに旬を迎える傾向にあることが分かる。さらにいえば、適応距離も短め。
となれば⑩グランチェイサーは今回、絶好の狙い目。前走の新潟2歳ステークスで16着と大敗している点は正直気になるが、新馬戦を勝った得意の舞台に戻り、変わり身を期待したい。
馬券は馬連で勝負。⑩グランチェイサーを軸にして、相手は①④⑥⑦。
・こちらは遅咲き、タイセイトレイル
日曜東京のメインは芝2500mで行われるアルゼンチン共和国杯。こちらも血統に注目してみると、面白いデータが浮かび上がる。
近10年でディープインパクト産駒が馬券に絡んだのは一度のみ(2017年ソールインパクト2着)。これは芝の中距離以上のレースでは非常に珍しい傾向といえる。血統派の人は腕の見せ所ではないだろうか。
ディープの代わりに狙いたいのは、近10年で3勝をマークしているハーツクライ産駒(2014年フェイムゲーム、2016年シュヴァルグラン、2017年スワーヴリチャード)。
本命はハーツクライ産駒の②タイセイトレイル。3歳まではわずかに1勝しか挙げられなかった苦労人(馬?)ながら、古馬になると一変。今年は9戦して全て馬券圏内と、急成長を遂げている。
500万→1000万→1600万→オープンとクラスが上がっても好走し続けており、相手なりに走る印象。勝つかどうかは分からないが、連軸には最適だ。②タイセイトレイルを軸にして、相手に①⑧⑨⑩⑪⑫の馬連で勝負。
アルゼンチン共和国杯には、昨年の有馬記念挑戦で話題を集めたオジュウチョウサンも参戦。平地と障害を行き来するオジュウチョウサンの冒険は、どこまで続くのだろうか。気になる貴方は……やっぱり「がんばれ馬券(単複)」だ!
・【追記(結果)2019年11月5日12:45更新】
京王杯2歳ステークスはタイセイビジョン → ビアンフェ → ヴァルナ。アルゼンチン共和国杯はムイトオブリガード → タイセイトレイル → アフリカンゴールドで的中……と言いたいところでしたが、ムイトオブリガードを買ってませんでした。残念……。