みんな大好きリンガーハット。店内にデカデカと貼られたポスターには「お客さま満足度3年連続No.1受賞」と誇らしげに記されている。そして私、P.K.サンジュンも「リンガーハットならばそれも当然」と考えていた。……つい先ほどまでは。

最初にお伝えしておこう。これから先ご覧いただく記事の中には、忌憚なきリンガーハット批判が含まれている。なので読みたくない人は今この場での離脱を推奨だ。どうした、リンガーハット? なぜこんな意味の分からないことを続けるんだ?

・かきちゃんぽんは絶品

2019年10月24日、リンガーハットの新メニュー「かきちゃんぽん」が発売となった。手短にまとめるが、ハッキリ言ってウマい。文句なくウマい。味噌ベースのスープも絶品ならば、香ばしく焼き上げた牡蠣も絶品。味には非の打ち所がない。

実際問題として私はスープまで全て飲み干してしまったし、リンガーハットの安定感を改めて思い知らされた次第だ。ただ、私はもう2度と「かきちゃんぽん」を食べにくることはないだろう。なぜなら「かきちゃんぽん」は、スモールサイズのみの販売だからだ。

・2作続けてスモールサイズのみ

スモールサイズのみの販売──。リンガーハット大好きっ子たちならばお気付きの通り、昨日まで提供されていた期間限定メニュー「トムヤムクンちゃんぽん」もスモールサイズのみの販売であった。その際、納得がいかない私はリンガーハットの広報に問い合わせてみたが、結論としては、


「低価格の商品を打ち出したい」


……ということであった。わかる、その気持ちは非常にわかる。だが一方で強くこう思わざるを得ない。


「いや、普通のサイズも出せよ」と──。


低価格な商品で確かに魅力的だ。だがそれが「レギュラーサイズを出さない理由」にはならないのではなかろうか? レギュラーサイズがあり、低価格のスモールサイズがある。なんなら大盛りには出来なくたって構わない。シンプルにスモールサイズでは腹が満ちないのだ。

・誰のためのスモールサイズなのか?

それを見越したように、リンガーハットは「餃子セットもございます☆」という。いや、そういう問題じゃないんだ。私は美味しい「かきちゃんぽん」でお腹いっぱいになりたいのだ。別に1000円を超えたってイイ。いったい普通サイズがないことで誰が得をするというのだろうか

結論からいえば、少なくとも客ではないことは事実だ。だって私はメチャメチャ消化不良で店を後にしたから。スモールサイズで「お腹いっぱい♡」なんて言うのは猫をかぶったトキメキ女子か幼稚園児くらいで、小学生だってこれ以上は食べる。

おい、リンガーハット。誰のためのスモールサイズなんだ? 3年連続お客さま満足度No.1はどこに行った? 私の言ってることはそんなに難しいことだろうか? 安くしろとも大盛りにしろとも味を変えろとも言っていない。ただ「普通サイズも出して欲しい」というだけである。

少々辛らつになってしまったが、リンガーハットの新メニュー「かきちゃんぽん」が最高にウマいことは事実だ。そしてメチャメチャ少ないこともまた事実である。おい、リンガーハット。もう1度だけ聞くぞ? ここ最近のスモールサイズは、いったい誰のためにやってることなんだ? 

参考リンク:リンガーハット
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼トムヤムクンちゃんぽんもスモールサイズのみの販売だった。広報に理由を聞いた記事はこちら。

▼美味しいだけに怒りMAX。誰が得をするというのか?