
あなたは自分のお口のニオイ、ちゃんと分かってますか? いきなり嫌な話題から入ってしまったが、これはとても大事なことである。「スメハラ」という言葉の一般化からも分かるように、世の中は日々ニオイの問題で溢れているのだ。
とは言え、それは個人的な感覚でもあるため、人と共有できないことが多い。なんか指摘しづらいじゃないですか、ニオイって。自分でもよく分からんし……。
だからこそ解決は難しいわけだが、そういった現状に革命を起こしそうな装置がついに生まれてしまった。その名も『Kunkun body(クンクンボディ)』! 繰り返す、『クンクンボディ』である!! ニオイを数値化できるという激しく画期的なマシンなのだッ。
・ニオイが見える
コニカミノルタが販売する『クンクンボディ』は、口のニオイ・加齢臭・ミドル脂臭・汗臭の4種類のニオイを嗅ぎ分け、検出して数値化することができるという。この “数値化” っていうのがなかなか曲者で、自分からどんなニオイがどれだけ出ているのかが、客観的に分かってしまうのだ。怖ッ!
・実践
説明するより見てもらった方が早いだろう。というわけで、実際に口のニオイを測定してみたい。ではまず、スマホのアプリを立ち上げます。ここにデータが表示されるようだ。
準備ができたら『クンクンボディ』本体に口をかざそう。「あ」の形で何度か呼吸をすると……
測定が完了したようだ。
さあ、気になる結果は……
あれ、こんなもんか。
・ニオワナイ
結果は100段階中8という数値で、「ほとんどニオイは気になりません」との診断。ハハハ。いや社会人として、一人の男として当然でしょう。読者のみなさーーーん! 私、あひるねこのおクチはとっても爽やかですよーーーー!! では飲み会があるので、私はこれにて失礼。お先です。
・飲み会へ
測定結果に気をよくした私は、そのまま狂乱の酒池肉林へ突入。次から次へと蒸発するように空く……! 日本酒のグラス……!! 数時間後、這うようにしてなんとか帰宅するものの、シャワーも浴びずに眠りについたのだった。
──そして翌日。
目を覚ました私は、リュックに入っていた『クンクンボディ』を何気なく手に取る。そして何気なくアプリを起動してから、何気なく本体に口を近付けてみた。本当に何気なくだ。しかし、その結果は……。
ご、54……!?
・アカン
ちょっと待って、え……そんなに? 8から54まで一気に上がるとかあんの? もはや別の生命体じゃん。しかも「ニオイが気になります」ってストレートすぎんだろ! デリカシー機能なしかよ! 搭載してもらえよ!! ともあれ、完全に現実を突き付けられた気分である。
・憤怒
まったく……こんな恐ろしいマシンを生み出すなんて、作った会社は一体何を考えているのか? ひとこと文句を言うべく、私は販売元であるコニカミノルタのオフィスへと殴り込んだ。コレ作ったヤツ出てこいや!
すると……
「担当の石川です」(ヌっ……)
う、うわーーーーー! ホントに出てきたーーーーーー!!
・出てきた
まさか本当に出てくるとは思わなかったぞ。ご紹介しよう。『クンクンボディ』製品担当のエライ人、石川さんである。いきなりですけど石川さん、ニオイを数値化するなんてアンタ……なんちゅう恐ろしいもんを作ってくれたんだ! 何がしたいんだコラ!!
「ニオイって、音や重さと違って単位がないですよね。世の中にはニオイの問題がとても多いのに、それを表す単位が存在しない。例えばビジネスシーンでもっとも何とかしてほしいことが、ニオイだったという調査結果もあるんですよ。
でもこれってデリケートな問題だし、共通の判断基準もないので改善しようがないわけです。じゃあどうしようか? そうだ、ニオイを定量化してみようと。ニオイが定量化されることで、社会が解決できる問題は多いんじゃないかなって考えたんです。それが始まりですね」
──マジメかよ! すげぇマジメな理由だったよ!! 『クンクンボディ』、僕も実際に使ってみたんですけど、あの数字ってどういうアレで出してるんですか? 簡単に教えてください。簡単にね。
「まず大前提として、他人が嗅いだ時にどう思うか、どう感じるかという点に検出機能を寄せています。実はニオイのセンサー自体はこれまでいくつも存在したんですが、それらは単純に成分を見て、このニオイがするよと検出しているだけなんですね。だから人には関係のない、嗅覚が反応しないものまで検出しちゃったりするんです」
──なるほど。『クンクンボディ』はそんなザコとは違うと。
「いやいや(苦笑)。ただまあ、『クンクンボディ』は良いニオイには反応しないようにはなっています。つまり歯を磨いていない口のニオイと、ミントやタブレットのニオイを、ニオイが強いからといって同じように検出することはないんです。人がどう感じるかに近付けてますから。
それを実現するため、このチェッカーには “ニオイの種類を特定できる技術” と “ニオイの強さを判定できる技術” の2つを採用していて、これらは世界初のものとなっています」
──マジかよ! 『クンクンボディ』って実はすごいマシンだったんですね!! ちなみコレ、実際に買ったらおいくらするんですか?
「えーと、税込・送料込みで3万1000円ですね」
──は?
3万1000円?
・まさかの超高級
ほ、ほんげェェェェェェエエエエ! クソ高ェェェェェェエエエエ!! その金で何回飲みに行けるんだよ! 石川さん、あなた正気ですか!? どうしてそんなに高いんだオイ!!
「うーん……。こうしたいというものを詰め込んだら、こういう値段になっちゃいました」
──なっちゃいましたじゃないよ。もっと具体的に説明せよ。
「『クンクンボディ』ってセンサーを4つ積んでまして、それで単純にお金がかかっているのが理由ですね。こういったチェッカーのセンサーって、1つの場合がほとんどなんですよ。それが4倍ですから」
──なるほどぉ……って納得するか! そもそも何でセンサーを4つも積んでるんです? 強欲かよ。
「中に入っているのは、それぞれ4者4様の反応をするセンサーです。これにより臭気の強さだけでなく、臭気にどのセンサーがどう反応したかというパターンを無数に検知できるので、ニオイの違いをより深く判定できるようになります。
あとは機械学習をさせたAIを使ってセンサーの反応をチェックすることで、どんなニオイが、どんな強さで、どれくらい出ているかが分かるようになるんですよ」
──クッ、さすが高性能……! 3万超えはダテじゃねえ……!! まあ、今日のところは納得しておきましょうか。
・生活習慣臭とは
さて、『クンクンボディ』によるニオイの可視化については、皆さんもだいぶ理解できたのではないかと思う。しかし石川さんは、ただニオイをチェックするだけでなく、その先の可能性も考えているようだ。
「中長期的なニオイの測定を習慣化することで、体の変調に気付けると我々は考えています。体の変調アラートである『生活習慣臭』を毎日チェックすることが、健康的な体とニオイを手に入れる近道なんです」
──すいません石川さん、「生活習慣臭」って何ですか? 急に未知なるワード繰り出すやん。
「失礼。『生活習慣臭』というのは、ストレスフルな仕事、深夜の飲み会、無理なダイエットなど、生活習慣が乱れた時に発生するニオイのことです。『クンクンボディ』が嗅ぎ分ける口のニオイ・加齢臭・ミドル脂臭・汗臭も、この『生活習慣臭』なんですよ」
──深夜の飲み会って……完全に昨日の僕じゃないですか! なるほど、僕は今朝 “54” というエグイ数値が出てしまい自分で引いたんですが、あれは「生活習慣臭」だったんですね。
「その通り。ちなみに私の知り合いには、苦もなく80オーバーを叩き出す男がいますのでご安心を」
──上には上がいるな……。
・生活習慣を意識する
口のニオイに関して言うと、悪臭の原因は歯を磨いていないから……だけでは当然ない。要因は様々だ。例えばバランスの良い食事を心がけている人と、油っぽいものばかり食べている人とでは、明らかに呼気が違うという。
「ですからそういったところを気を付けていくと、自然と健康的な生活習慣になりますよね。自分のニオイを知ることで、それが悪臭化しないようなアプローチをとることができる。ただね、『生活習慣臭』を気にして生活しすぎるのも良くないと思うんですよ」
──なぜですか?
「仙人のような生活スタイルになってしまいますから」
──たしかに。僕もさっきから仙人かな? って思ってました。
「お酒を飲みたい日だってありますし、逆にそういった生活がストレスになってしまうかもしれません。たまには息抜きも必要でしょう。ですから大事なのは、生活習慣を意識してニオイのマネジメントをすることです。いつ、どういうニオイが出ているかを自覚することで、それをコントロールできるといいですね」
・測定の習慣化を
ニオイの可視化。自分でも気付かなかった悪臭が数字という形で目に見えてしまうと、なんだか残酷な現実を突き付けられたような気分になってしまう。しかし、正しく知ることでニオイの改善につながるし、体の変調にも気付けるというメリットがあるわけだ。
夕方になると『クンクンボディ』を起動して測定するのが怖かったりもするのだが、健康な未来を生きるためにも、ニオイを測ることの習慣化が今後必要になるのかもしれない。
参考リンク:Kunkun body
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼口のニオイの対策に歯みがきと洗口液は必須。だが歯間・歯周ケアをしても数字が下がらない場合は、口内に問題があるかもしれない。そんな時は薬用イオン歯みがき『ブレスラボ』がオススメだぞ!
あひるねこ
















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