早いものでもう9月。厳しい暑さは相変わらずだが、どこか夏の終わりを感じ始める時期でもある。このままあっという間に秋になるんだろうなぁ……と感傷的な気分になっているところに、再びアイツがやって来たぞ。そう、台風である。いや呼んでねーから!

気象庁によると本日2019年9月2日、フィリピンの東で発達中の熱帯低気圧が台風13号になったという。その名も「レンレン」。 ……意外と可愛らしい名前だな。パンダかよ。しかしこのレンレンちゃん、名前は可愛いのに進路はまったく可愛くないため注意が必要だ。

・台風13号発生

本日12時の時点で中心気圧1000hPa、中心付近の最大風速18m/s、最大瞬間風速25m/sで北西に進行中のレンレンちゃん。前回発生した台風12号は西の方に進んで行ったため、日本に接近することは結局なかったのだが、今回やって来るレンレンちゃんは一味違う。

気象庁の予報を見ると、どうやら4日頃に進路を北に変えるらしいのだ。そう、日本側に向かってまっすぐ北上してくるのである。嬉しくないことこの上ないが、tenki.jpによるとレンレンちゃんは今後「強い勢力」に発達し、暴風域を伴って5日頃から沖縄に接近する恐れがあるという。

沖縄の先島諸島には先月、台風9号が直撃しているが、ウェザーニュースによると今回のレンレンちゃんもまた先島諸島に接近する可能性があるとのことだ。暴風や高波などには十分注意をしていただきたい。

・九州にも影響あり?

注意が必要なのは沖縄の人だけではないぞ。気象庁の予報によれば、レンレンちゃんは7日の9時頃には九州の西に達する見込みである。予報円が大きいため進路が変わる可能性はあるものの、ウェザーニュースは週末以降、九州でも強風や高波の影響が出るとしているため油断はできないだろう。

・早めの対策を

名前だけはとっても可愛いレンレンちゃん。ちなみにレンレンとは、香港が用意した名前で「少女の名前」が由来になっているそうだ。なるほど、どちらにせよ可愛らしいことに変わりはないが、日本に向けて北上する姿はまったくもって可愛くない。名前にだまされず、最新情報に注意を払おう。

参照元:気象庁tenki.jpウェザーニュース
執筆:お天気観測者・あひるねこ