2019年7月中旬、リリース前のアプリのデモ動画が大きな話題となった。そのアプリは、市販の飲み物のバーコードを読み取るだけで、その飲み物に含まれる糖分を角砂糖として大まかに可視化してくれるというものだ。
Twitterに投稿された動画は、160万回以上再生され、海外からもアプリのリリースを望む声が届いたそうだ。そのアプリ「サトウさん」がついに登場した! 実際に使ってみたところ、飲み物に含まれる糖分ってこんなに多かったのか! と驚かざる得ない!!
・糖分を可視化
アプリを手掛けたのは、開発者のDaiki Shimizuさん。甘い飲み物が好きという彼は、飲むのを控えるきっかけになればと、飲み物に含まれる糖分を角砂糖の形で可視化することを思いついたそうだ。そうして誕生したのが、このアプリである。
リリースされているiOS版で、その使用方法について説明したいと思う。
インストールして起動すると、中央に「タップ!」の文字。コレをタップすると、アプリの説明が表示される。使用するには、画面下の「はじめる」をタップする。
ホーム画面上には、その日に摂取した角砂糖(飲み物に含まれる糖分の目安)が表示される。画面下の「+」をタップして、飲み物のバーコードを読み取ろう。
初回使用時には、アプリがカメラを使用することを求められるので、これを許可する。すると画面上部の小窓に、カメラからの映像が表示される。
ここに飲み物のバーコードをかざすと、糖分が角砂糖として表示されるのである。
・5つの飲み物で比較
実際にバーコードを読み取ってみよう。用意したのは、5つの商品。コカ・コーラ(500ml)、いろはす(白桃 555ml)、レッドブル(355ml)、モンスターエナジー(355ml)、ブラックコーヒー(390ml)、計5種の飲み物の糖分を確かめてみることにした。
まずはブラックコーヒー。当然ながら糖分ゼロなので、角砂糖として可視化はされないはず。
その予測通りに、コーヒーに含まれる糖分は角砂糖換算で「0コ」だった。
続いてほのかな甘味の感じられる、いろはすのもも。
こちらは角砂糖換算で、「6.7コ」だった。
バーコードの読み取りを終えてホーム画面に戻ると、画面上部から角砂糖が降ってきた!
ちなみに降って来た角砂糖は、スマホを上下左右に動かすと、それに従って転がるぞ。
同様に調べたところ、コカ・コーラは「14.1コ」。
モンスターエナジーは「11.5コ」。
レッドブルに関しては、計測時の飲み物のデータがなかったので、飲み物の名前・内容量・100ml当たりの炭水化物・ドリンクカラーをそれぞれ入力。
その結果、角砂糖換算で「9.6コ」分と表示された。
・参考にして飲みすぎに気を付けよう
もし仮に、これらを本当に1日で飲んだとしたならば、その糖分は角砂糖換算で「41.9コ」にもなる。
ホーム画面は角砂糖でいっぱいになって、もはやまともに見ることすらできない。
ここまで普段飲まないまでも、こうして可視化されることによって、糖分をどのくらい摂取しているか、大まかにでもわかるはずである。正確な糖分量ではないが、参考にはなるはずなので、ダイエットや糖質制限に役立てると良いだろう。
参照元:Twitter @Daiki Shimizu、App Store「サトウさん」
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:iOS「サトウさん」