夏を迎え、勢いを増したようにも思えるタピオカブーム。これまでに不二家やスシローがタピオカ業界に参戦したことはお伝えしてきたが、ついにドトールまでもがタピオカドリンクを出してきた。
コーヒーショップとはいえ、紅茶の取り扱いもあるドトール。無難な味だろうと思いきや、予想外の仕上がりになっていた……!
・タピオカの食感が独特すぎる
ドトールのタピオカドリンクは、2019年7月25日から発売開始された。
タピオカロイヤルミルクティーと、沖縄・西表島の黒糖を使っているというタピオカ黒糖ミルクの2種類(各450円)。ドトールだからタピオカのために大行列に並ばなくて良いし、気軽に飲めるのが嬉しい。
「西表島の黒糖」というパワーワードにそそられながら両方注文すると、すぐに出てきた。これがドトールのタピオカドリンクか〜!
まずはスタンダードなタピオカロイヤルミルクティーから飲んでみる。甘みがつけられていないとのことで、ガムシロップを自分で入れて甘さ調節できるのが嬉しい。ではさっそく、いただきます〜!
タ、タピオカがプニプニじゃない……ッ! かといって硬いわけでもない。なんなんだ、この謎の食感は。舌で転がすと弾力を感じるが、噛むと途端にボロッと崩れる。
歯に抵抗を感じることなくボロボロと崩れるこの食感……寒天だ。この食感、とてつもなく寒天に似ているッ! ロイヤルミルクティーは紅茶の香りと風味がまろやかに出ていて美味しいけど、謎食感タピオカが気になりすぎてそれどころじゃない。
続いて、タピオカ黒糖ミルクも飲んでみる。見た目は、氷の上にもタピオカが乗っている以外はタピオカドリンク専門店の物と同じ感じ。
でも同じタピオカだから当然だけど、こっちも謎食感タピオカだ〜! 謎食感タピオカには、ほのかに甘い味がついている。食べてたらだんだんクセになってきそう?
無難なタピオカドリンクかと思いきや、新種のタピオカが爆誕していた。しかしこれ本当にタピオカだったんだろうか。硬めの寒天では……?
・ガチでタピオカ
あまりに謎食感タピオカが気になりすぎて、ドトールのお客様相談室に問い合わせてみた。どうやら、寒天は一切使っておらず、キャッサバから作られた、まごうことなきタピオカだそう。
ただ、多くのタピオカ専門店などでは茹でたタピオカをそのまま使うところ、ドトールでは茹でたタピオカを冷凍し、それをお店で解凍して使っているらしい。他のタピオカと異なる謎食感の原因があるとするなら、もしかしたらそのせいかも、とのことだった。
発売開始から程なくして、一時的に品切れの店舗もあるというドトールのタピオカドリンク。この夏の暑さを、謎食感のタピオカを楽しみながら乗り切るのも、悪くないかもしれない。
参照元:ドトールコーヒーショップ
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
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