心惹かれる食べ物は人によって違うと思う。味に惹かれる人もいれば、見た目に惹かれる人もいる。私は圧倒的に後者で、とにかく食べ物にときめきが欲しいと日々目を光らせている。

食べ物にときめき……そう言われてもあまり想像ができないかもしれないが、これから紹介する商品『食べられるアート』を見たら共感してくれる人もいるのではないだろうか。なんと言ってもこちら、かわいすぎて誰でも癒されてしまうような食べ物を簡単に作ることができるのだ!

・東急ハンズにて発見

『食べられるアート』はでんぷんや寒天から作られており、様々な食べ物に貼ることができる。パッケージを見るとパンやご飯、チーズやスープにまで、あらゆるところに貼れるようだ。子供がいる家庭ならすごく喜ばれるだろう。


そしてもう1つ注目すべき点は、シールをカットして食品に貼るだけという手軽さ。本来ならかなり時間を要してしまうデコ弁でも、これを使えば時短で作ることができそうだ。


私は「しばいぬ」と「アニマル」のシールを2枚を購入した。どれも可愛かったのだが、特に「しばいぬ」は一目惚れで即決。キュートで愛らしい丸みを帯びた「しばいぬ」のフォルム。そして馬鹿にしているのかと思うような、何とも言い難いふぬけた表情。これはかわいすぎて、買うしかないだろうっ……!


・使用してみる

実際に貼ってみたのだが、結論からいうと私は上手く貼れなかった……。原因は自分の不器用さと、貼る食品の選択ミスである。まず私はお茶碗にお米を入れ、そこに貼ってみることにした。するとお米の凹凸で破れてしまい、しばいぬシールの耳が切れてしまったのだ。貼るだけなのだが、きれいに貼るには繊細さが必要。不器用な人は注意である。

だが失敗してもシュールでかわいかった。


次に食パンで試してみたのだが、食パンはマーガリンやバターを塗らないとくっつきにくい。あと、やはり貼り方が重要である。私は本当に不器用で、またしてもピシッと貼ることに失敗。そして貼る場所の配置センスがなさ過ぎて、不自然な部分に動物を貼ってしまった。なんだこれ感! でもかわいい。

次は平らで水分があるものと思い、ベーコンに貼ってみることに。やはりベーコンはかなりくっつきやすい! ピシッとは貼れなかったが、なんとなくコツがわかってきた。


やはり平らで水分がある方が良いと思ったので、チーズも試してみることにした。チーズは今までで1番の貼りやすさ。不器用な人はチーズがオススメである。空気が若干入ってはしまったものの良い出来だろう。というか、きちんと貼れるとやっぱりかわいい!


・味はほぼ無味無臭

私は失敗してしまったが、器用な人ならば問題ないはず。だが貼る食べ物は重要で、平たくて水分がある食べ物の方が良いだろう。あと、デコ弁のようにピンセットなどを使用した方が、よりキレイに貼れると思った。

そして味なのだが、ほぼ無味無臭である。材料がでんぷんのためか、シール単体で食べてみると若干だが甘みが! お米やパンのような、ほんのりとした甘みだった。食感はややモチモチしているものの、シールだけで食べると纏(まと)まってしまい口にくっつくので注意である。

ほぼ無味無臭なのでどの食品にも使えるという万能さを考えれば、デコ弁ブームのいま流行りそうな商品である。値段は1枚432円(税込)で、18柄あるのでコスパも悪くない。気になった方はお試しあれ~!

参考リンク:食べられるアート
Report:mai
Photo:RocketNews24.