梅雨明けと見せかけ台風発生かも! という寝耳に水のようなニュースを昨日お伝えしたばかりだが、どうやらガチで台風がやって来そうな気配になっているぞ……。気象庁の発表によると、熱帯低気圧が今後24時間以内に台風に発達し、東海地方に接近する見込みだというのだ。
事実的に台風に「なった」ワケではまだないのだが、各所の予想を見る限り、完全体に成長する可能性は非常に高いと言わざるを得ない。週末にレジャーの予定を立てている人は注意が必要である。
・忍び寄る台風
現在、南の海上を北上している熱帯低気圧。2019年7月25日18時時点で中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっている。このあたりの数値は昨日とほぼ同様だ。
・ヤバイのは土曜
が、この状態から明日26日には台風まで発達する見込みだという。ウェザーニュースによるとその後も北上を続け、27日の朝には東海沖まで達するとのこと。前述の通りまだ台風ではないため、気象庁なども詳細な予想進路は出していないが、ガチの台風が近づいて来るという認識は持っておいた方がいいだろう。
台風の影響についてtenki.jpは、27日が中心としつつ、東海と関東において明日26日の午後から次第に雨となると予想している。ウェザーニュースによれば静岡県から関東西部の山沿いで雨量が多く、最大で150~200ミリに達する見込みだという。大雨はもちろん強風、高波にも注意していただきたい。
・イベントはどうなる?
さて、こうなるとやはり気になるのは27日のイベント行事ではないか。前回も書いたように、27日は関東最大規模を誇る「第42回隅田川花火大会」が開催されるのである。まったくもってタイミングが悪いとしか言いようがない……。
ウェザーニュースは今のところ、東京都心など関東平野の市街地で大雨になる可能性は低いとしているが、この後予想が変わることも考えられるため、最新の情報チェックは必須だと思われる。事実、去年は台風の影響で、開催前に主催者側から順延が発表されているのだ。
・アナウンスに注意
同日に行われる「立川まつり 国営昭和記念公園花火大会」の場合、去年は順延でなく中止を発表。同年11月に改めて開催となっている。今回の台風がここまでの規模になるかは不明だが、接近している以上、運営アナウンスには注意を払っておくのが賢明だろう。
それにしても、つくづく台風の非リア気質には手を焼かされる。なにも週末の大型イベントに合わせてやって来ることはないだろうに……。梅雨明けを目前に控えての、最後の嫌がらせと言うやつだろうか? やれやれ。皆さんにはご面倒をおかげするが、台風に備え早め早めの対策を心掛けていただきたい。