餃子の王将が『にんにくゼロ生姜餃子』を2019年7月8日より発売開始した。以前からメニューにあった『にんにくゼロ餃子』がリニューアルされた形で、価格は西日本が税抜220円、東日本が税抜240円となる。なお、北海道をのぞく全国の店舗で順次発売とのことだ。
餃子はニンニクがあってなんぼ。特に「餃子の王将」の餃子は、ニンニクがガンガン効いてるから美味いんだ。ニンニクナシの餃子? そんなの、炭酸が抜けたビールみたいなもんじゃないのか? ──なんてことを思いながら、私は試しにオーダーしてみた。
注文後、しばらくして運ばれてきた『生姜餃子』。ひとくち食べると、確かに生姜の存在感はめちゃくちゃデカい。生姜が自らの存在をしっかり主張しつつも、全体の具材を上手くまとめているような印象。想像以上だ。
にんにく不在というデカすぎる穴を、生姜がしっかりと埋めている。いや、全体のバランス的なことを言うと、にんにく以上の働きをしている……ような気さえする。「生姜ってマジすげーな」。そんな気持ちで心が一杯になるとともに、餃子を食べる手が止まらなくなった。
・にんにくアリの餃子と食べ比べてみた
こうなったら……気になって仕方がない。「もしかして、にんにくアリの餃子よりも『生姜餃子』の方が美味いのでは?」ってことが。それほど、『生姜餃子』は美味い。そこで、にんにくアリの焼餃子も追加で注文。2つを食べ比べてみたところ……
やっぱり「にんにくアリ」の方がうまいわ(笑)
にんにくってマジすげーな。
──と思ったのが正直なところなのだが、それは私が王将の “にんにくアリ餃子” に慣れすぎてしまったからだろう。無遠慮に にんにくを効かせたアレと比べたら、「生姜餃子」は少しばかり上品すぎる。しかし味にパンチが無いわけではない。むしろ生姜のパンチは強い。
それらを考えたら、「生姜餃子」がにんにくアリの餃子から “餃子エース” の座を奪うことは十分に考えられる。だって、みんな好きじゃん。にんにくが入ってなくて、口臭の心配が少なくなるヤツ。それでいて、美味いとなったら……ねぇ?
ちなみに、参考までにお伝えしておくと「生姜餃子」はニラが入っている。つまるところ、にんにくゼロだからといって、口臭の心配が完全にゼロになるわけではないぞ。そのあたり、油断しないようお気をつけて。
参考リンク:餃子の王将「にんにくゼロ生姜餃子」
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.