タピオカといえば台湾。そういった認識を持つ人は多いのではないだろうか。私もその一人である。
しかし、台湾と韓国とハワイとをごちゃ混ぜにし、それなのにどこか懐かしさを感じさせるボトルタピオカを愛知県名古屋市で発見してしまった。一体どんなドリンクなのか、詳しくは以下の通りだ。
・「LOCO-BUEGER」
大須観音からほど近く、大須観音通商店街の一角にそのお店はあった。店名は「LOCO-BURGER」にも関わらず、韓国語とチーズハッドクののぼりが目立つ。ハワイ要素どこ行った。
よく見ると「台湾」アピールもチラホラと。もはやハワイなのか韓国なのか台湾なのか分からん。
そんな各国のテイストをごちゃ混ぜにした店構えとは裏腹に、ここのタピオカドリンクは結構気合が入っていそうだ。なんと、茶葉もタピオカも台湾産! こだわりを感じる。
よし、台湾感満載のタピオカミルクティー飲むぞ〜! と意気込んでいたのに……何だこれはッ、ロコウユだと!?
ウユ、とは韓国語で牛乳のこと。韓国のコンビニなどで売られているイチゴミルクやバナナミルクが日本からの観光客にも結構人気なので、それを意識しているのだろうか。
ポスターには韓国語と中国語それぞれで「超美味しい」を意味する言葉が書かれており、ここでもどこの国テイストなのかよく分からないことになっているが、ボトルが可愛いので注文してみることに。
台湾式濃厚ミルクティーとロコウユのミルクティーはどんな違いがあるのか? とワクワクしながら店員さんにお尋ねしてみる。
「一緒だよ」
え?
「ボトル入りをロコウユって呼んでるだけなんだ。ボトル入りの方がちょっと量が多いだけで、中身はどっちも一緒だよ」
……。結局ロコウユの、当初から飲みたかった台湾式濃厚ミルクティー(600円)と、見た目が可愛いのではとイチゴミルク(600円)を、どちらもタピオカ入り(各+50円)で注文した。おおおおお! 実物も可愛い!
めっちゃくちゃ牛乳瓶だ!! 給食を思い出して懐かしい……。おかわりしまくったなぁ。
肝心の味はというと、見た目の可愛さとは裏腹に、甘さはやや控えめ。イチゴミルクの方はよくある市販のイチゴミルクより少しイチゴの風味が強い気がした程度だったが、ミルクティーは確かに濃厚。お茶の香り、味がしっかりと出ていて美味しい!
タピオカはやや芯が残る程度の柔らかめのもの。フニフニとした食感が楽しめる、ちょうどいい噛み心地。ボトルの見た目だけでなく、中身にも満足出来た。
・ちょっとした飲み歩きに
ボトル入りにすると、フタがついているので飲み歩きに最適だ。このロコウユはドリンクの量がそれほど多いわけではないので、さらっと飲み干せてしまう。その分、重みがないので気軽に飲み歩くにはちょうどいい。
どこか懐かしさを感じる可愛いボトルを手に、大須の商店街を散策してみるのはいかがだろうか。
・今回訪問した店舗の情報
店名 LOCO-BURGER
住所 愛知県名古屋市中区大須2-17-35
営業時間 11:00〜20:00
定休日 水曜日
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
★こちらもどうぞ → シリーズ「タピオカ行脚」
▼タピオカ用ではないが、ハート形のストローが可愛い。
▼大須観音通商店街。19時を過ぎると、大半のお店が閉店してしまう。
▼夜の大須観音。厳かな雰囲気。