怪談の主役と言えば幽霊だが、本当に怖いのは人かもしれない。そんなリアルにゾッとする体験を描いたマンガがTwitterで話題になっている。
ある日、駅で見知らぬ男に「お疲れ様です」と声をかけられた女性。男の様子がおかしいことに気づき、無視して逃げた結果が怖すぎた……。
・謎の男
このマンガを投稿したのはTwitterユーザーの『No_ha(@aErY4t_EE)』さん。駅を歩いていると背後から突然「すみません」と声をかけられる。
振り返ると、そこに立っていたのは、メガネに髪の毛ボサボサの男。「あ、お疲れ様です」と言う男に、ついつい「お疲れ様です(?)」と返事してしまったそうだ。
とは言え、どう考えても知り合いではないもよう。「誰だよお前」と思っていると、男は次の言葉を口にした。「これから一緒にお食事してお話しませんか?」と。
そこでおかしいことに気づいた『No_ha』さんは、無視して逃げることに。コンビニに逃げ込み、店員さんに事情を伝えてかくまってもらい、その日は事無きを得たのだとか。だがしかし……
なんと、2日後にまた同じ男に遭遇。またついて来る男、同じコンビニに逃げ込む『No_ha』さん。コンビニで男がいなくなるのを待って帰った。……はずだったのだが……
事件は翌日の夜に起こった。ピンポーン! 夜中に鳴り響くインターホン。「なんだよこんな夜中に」インターホンのモニターを確認したところ、そこに立っていたのは……
例の男。
ギャーーーーー! なんでここにいるんだァァァアアア!!
パニックになった「No_ha」さんは男の先輩に電話し、その場を切り抜けて、翌日交番に駆け込んだのだとか。
男である私(中澤)でもゾッとするこの話。まずは、『No_ha』さんが無事でよかったと思わずにはいられない。ネットでも以下のような声があがっている。
・ネットの声
「恐怖のあまり固まった」
「怖い…」
「自分も何度か変なのに話しかけられついてこられたことがあるんですが住所特定されるとは怖すぎる」
「男だけど、知らないおじさんに同じことされた」
「無事でよかったです」
──ネット民も恐怖。似たような体験を持つ人もいるようで、本当に、リアルな人間ほど怖いものはないと思わされる。なお、交番では下記のことを教わったのだという。
<ダメだった対応>
・家が近いと言ってしまった
・同じ人に再度同じ手で逃げたこと(同じ人だから学習してしまう)
・人が多いのに周りの人に助けを求めなかったこと(すぐ諦めると思ってた)
<良かった対応>
・時間帯で電話が繋がる人物を特定していた
・姿が見えなくなっても他の人といた
・コンビニなどのお店に逃げ込んだ
・1人の時にインターホンで通話をしなかった
<その後の対応>
・SNSなど場所を特定されるようなものは1、2週間やらない、もしくは鍵をかける
・同じ道を避けながら帰る
・なるべく1人にならないこと
──『No_ha』さんは、その後の対応を行い今は無事なのだとか。ストーカー殺人に通り魔など、猟奇的な事件が後を絶たない現代社会。女性の皆さんはもちろん、男性も十分ご注意いただければと思う。
参照元:Twitter @aErY4t_EE
マンガ:No_ha, used with permission.
執筆:中澤星児