大阪人は認めていないらしい「築地銀だこ」のたこ焼き。でもバリバリ東の人間である私(あひるねこ)からすると、いやいや、銀だこ最強っしょ! と思うのだがどうだろう? 最近暑くなってきたことだし、銀だこをつまみに ぐいっと一杯やりたいところでありんす。
そんな酒飲みかつ、銀だこ大好きピーポーにぜひお教えしたい穴場が「大衆酒場市ヶ谷研修センター店」だ。「串カツ田中」の研修センターについて前回お伝えしたばかりだが、実は銀だこにも同様の店舗が存在するのである。こちらもドリンクが安いらしいですぜ、さっそく行きましょう旦那ァァァ!
・銀だこの研修センター
東京・小伝馬町にある串カツ田中の研修センターは、店内を新人の研修の場にするかわりにドリンクを全品200円で提供するというユニークな店舗だった。銀だこの研修センターも基本的にはこれと同じシステムで、ドリンクも田中同様、税抜200円だそうだ。
おっと言い忘れていた。お店があるのは東京・市ヶ谷で、市ヶ谷駅から徒歩1分ほどと超駅チカな立地。通常の銀だこと違い、こちらは「銀だこ大衆酒場」という居酒屋タイプの店舗になっているぞ。通りに面しているため、人の出入りはそれなりに多そうだ。ちなみに研修センター店は、全国でもここだけである(2019年5月23日時点)。
・何を飲んでも200円
それではいざ入店! 店内はあまり広くはなく、平日の夜でもすぐ満席になってしまうほどのキャパだった。運よく座れたところでさっそくメニューをめくってみると、そこにはたしかに……
ドリンク全品200円の文字が!
よっしゃーーーーー! 酒じゃ酒じゃぁぁぁぁあああ!! まずは生ビール(プレモル)で軽やかに喉の渇きを癒す。ここ数日は謎の気温上昇に困惑しっぱなしだったが、この時ばかりは暑さに感謝だ。多謝。ただし、アルコールを注文するとお通し(税抜200円)が発生するため注意が必要。
・たこ焼きでビール!
「銀だこ大衆酒場」は他の店舗と比べメニューが豊富である。だがしかし! 銀だこに来たなら、やはりたこ焼きだろう。ビールとたこ焼きでキメざるを得ないだろう! そうだろう!! というわけで「ぜったいうまい!」でお馴染み、たこ焼き先輩をここに召喚す。もちろんハーフサイズも頼めるぞ~(税抜310円)。
・最高かよ
ヤバイ、久々に銀だこ食べたけどめっちゃウマい。たこ焼きのくせに高すぎるやろ、という批判の声を一蹴するくらいウマい。外カリッ! 中アッツアツ!! とハフハフしているところへビールを流し込んでやりさえすれば、思わず「整いました」と声に出してしまうのも致し方なし。
・あくまで研修の場
さて、一息ついたところで店内を見渡そう。研修センターだからか、新人と思われる店員さんの人数が非常に多いことに気付く。しかも驚くことに、その多くが外国人スタッフだ。偶然そういうシフトだっただけかもしれないが、何やらインターナショナル感に溢れていて新鮮だったぞ。
接客に関して、ドリンクの提供が少々遅く感じることはあったものの、フードについては特に問題なかったように思う。このあたりの印象は、串カツ田中の時とほぼ同じかな。ただし、ドリンクの質自体は田中の方が上であったことはハッキリ申し上げておきたい。
・ホッピーにちょい不満
ビールの少なさ、サワー系の薄さなどが主な要因に挙げられるが、特に気になったのはホッピーである。圧倒的なコスパを誇った田中と比べると、銀だこの「中(焼酎のこと)」の量はちょ~っと寂しく感じてしまった。しかも田中の「中」が100円なのに対し、銀だこはしっかり200円取っているのだ。ふむ。
個人的には、ここでは角ハイボールを頼むのが正解のように思ったぞ。熱々のたこ焼きを ほお張りながらサクッと1杯だけ飲んで帰る。そう、ここ銀だこ研修センターにおいては、長居など無用の長物なのである。
いつの間にか勃発した研修センター対決は串カツ田中に軍配が上がったものの、こういった店舗の存在は酒飲みにとって本当にありがたい。他の飲食チェーンもドンドン真似してもらいたいものですな。以上、客と店がウィンウィンの関係になる研修センターの魅力についてお伝えした。私はあともう1~2軒、行ってみようと思います。では(吉田類っぽく完)。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 銀だこハイボール酒場 大衆酒場市ヶ谷研修センター店
住所 東京都千代田区五番町4-1 市ヶ谷駅前ビル1F
時間 11:30~23:00(平日、14:00~16:00は中締め)、11:30~22:00(土)、11:30~21:00(日・祝)
参考リンク:銀だこハイボール酒場
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼ホッピーセット(白・税抜200円)。
▼コク旨チーズペッパー(税抜460円)。
▼たこ焼屋さんのたこぶつ(税抜530円)。
▼おすすめ6本盛り(税抜980円)。
▼銀だこ流チーズもんじゃ(税抜480円)。
▼どこが もんじゃなのかは分からんが、たこ焼きが入っていてウマかった。