1年……それは何かを始めるには十分な時間である。だがしかし、いつまでも始まらないのがアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』だ。2018年3月25日に事前登録が開始したこのアプリ。事前登録のまま1年以上が経過しているが、現在も配信予定が未定である。

2019年5月8日、そんな『ウマ娘』が衝撃のニュースを発表し、ファンに激震が走っているためお伝えしたい。『ウマ娘』に一体何が起こっているというのか?

・『ウマ娘 プリティーダービー』とは

2018年春クールでアニメが放送された本作。美少女化された競走馬がレースを繰り広げる内容だ。クールが始まる前は注目されていなかったが、放送が開始されるとその熱いスポ根具合に胸を打たれる人が続出。まさに、2018年春クールのダークホースだったと言えるだろう。

・アプリの配信延期

アプリは2018年冬の配信が予定されていたが、2018年12月15日に「さらなるクオリティ向上を目指し」と配信延期を発表。そして、そのお知らせから半年近くが経過した現在も配信日は未定のままである。

・衝撃のニュース

そんな本アプリが2019年5月8日に更新したニュースは「ウマ娘コンテンツプロデューサー退任のお知らせ」。なんと、プロデューサーである石原章弘氏がCygamesを退職するという。石原氏からの挨拶は以下の通り。


「4月をもちまして、石原は株式会社サイゲームスを退社、ウマ娘コンテンツプロデューサーからも退かせて頂くことになりました。この馬・・・いえ、この場をお借りして、ウマ娘ファンの皆様にお礼を申し上げます。(中略)勿論、ウマ娘というコンテンツはまだまだ続きます。

(中略)プロジェクト開始当初はなかなか両足で立てない・・・!といった感じでしたが、多くのスタッフや役者の皆さん達の努力、そして何よりも競馬関係者の皆様や競馬を愛するファンの方々の力で徐々に盛り上げて頂き、今やすくっと両足で立って思い切り良く走り始めるまでになりました。

(中略)コンテンツプロデューサーとは、車のエンジンを始動させる際のバッテリーみたいなモノです。ウマ娘はもう立ち止まることなく、走り続けることが出来ます。ウマ娘の良い未来が見えたからこそ、このタイミングでコンテンツプロデューサーを退かせて頂くことにいたしました(以下省略)」


──とのこと。全文は『ウマ娘 プリティーダービー』のサイトでご確認いただけると幸いだ。この発表にネットでは以下のような声が上がっている。

・ネットの声

「で、アプリは?」
「正直アプリはもういい」
「年末にもうほぼできてるみたいな発言してから4ヶ月は過ぎてんだけど」
「ロックマンと同じパターンですか?」
「アプリどうなるの!?」
「パドックを歩いてる最中の競走馬が突然死した感ある」
「せめて進捗くらい話せないんでしょうかね?」
「もうアプリ出なくていいよ。出さないって明確に言ってくれよ」
「絶望感」
「もうダメかもしれん…」
「ええ…(困惑)」


──ファン激震。事前登録のままプロデューサーが退任してしまったため、当然と言えば当然かもしれない。アプリの先行きを不安視する声も多いが、以下のような声も。


「お疲れ様でした。アニメ、本当に楽しいものでした」
「ふざけんなよ! って思ったけど文を読んだ後だと「お疲れ様」って言えるような内容だったわ」
「開発チームは誰よりもリリースできないことに不安を抱えてたと思えます。悔しさや後悔もあるかと思いますが、長年築きあげた来た作品はアニメ化もされ多くの方の目に触れられた筈です。これまでの素晴らしい活躍をありがとうございました」
「いつまでも待ってます」


──石原氏を労う声も多い。退任は衝撃的だが、現状、『ウマ娘』自体にファンも多く、Twitterの『ウマ娘プロジェクト公式アカウント』は頻繁に更新されているため希望もなくはない

・未来

また、石原氏の挨拶の「勿論、ウマ娘というコンテンツはまだまだ続きます」「ウマ娘の良い未来が見えた」という言葉も気になるところだ。1番希望的な観測を言うと、アニメ2期をやって同時にアプリ配信して欲しいところだが……ウマ娘の明日はどっちだ。

参照元:ウマ娘 プリティーダービー
執筆:中澤星児