4月もすでに10日を過ぎて、新入生・新社会人は少しずつ環境に慣れ始めている頃かもしれない。せっかく桜が咲いたというのに、アッという間に散り始めている。今年は遅咲きだったから、例年より長く花見を楽しむことができると思ったのに……。

私(佐藤)は桜の咲いているうちに、どうしてもやっておきたいことがあった。それはスローモーション撮影である。残念ながら、その願いは叶うことなく、見ごろを過ぎ去ってしまった……。出来なかったから、路側帯が広く安全な歩道で、交差点をバックに撮影に挑んだら、ドラマチックになった!

・過去の実績

昨年冬、私は雪が降るなかスロー撮影に挑んだ。そうしたところ、ただ雪の下で突っ立っているだけなのに、とてもドラマチックな画が撮れることを発見した。


同じく昨年の夏、激しい雷雨の折に、三脚を使ってスマホを固定し、雷を背景にして撮影に挑んだ。まるでホラー映画のワンシーンのような効果が得られることが判明。


・まさか冬に逆戻りするとは……

その経験から、この春は桜吹雪を浴びながらスローモーションを撮影したいと考えていた。幸いなことに、開花時期が例年よりやや遅く、4月に入って満開を迎える場所も少なくなかった。これはチャンス! 桜吹雪でスローモーション、イケるぞ!! 次の週末あたりに公園に出かけてチャレンジだ!


そう思ったら4月10日、真冬並みの寒さが到来。週末までもつと思っていたのに、ことごとく散り始めてしまった……。マジかよ。


弱った……。来年まで待つしかないのか。せめて違うナニかでスロー撮影したい。


・大量に動くナニか

う~ん……、かわりになるものとは何だ? よく考えたら、雪にも桜の花びらにも共通する点がある。それは “大量に動くナニか” である。ということは、大量に動くナニかを背景にしてスロー撮影をすれば、ドラマチックになるんじゃないのか?

そうだ! 大量に動くもの、身近にあるじゃないか!


・安全な場所から撮影

ということで私が思いついたのは、交差点だ。車も人も無作為に動いている。人通りの邪魔にならず、安全に撮影できる場所を選んで、撮影に挑むことにした。三脚を立ててスマホを固定して、スローモーション撮影。


撮った映像の再生速度を調節して、動画をつなぎ合わせて完成!


ただ突っ立っていただけでは面白くないので、わざとらしく振り返ったりして……。一応形にはなったが、桜吹雪の下で撮るよりも見劣りしていることは否定できない。来年こそは桜の下でスロー撮影するぞ! 私はそう心に誓った。そして、日常で使える裏技をこれからも探して行こうと決意した次第だ。

ちなみに、同じように交差点を背景にして撮影に挑戦する際には、十分に周りの安全をたしかめて挑んで欲しい。また道幅が狭い場所や、車との距離が近すぎる場所での撮影は避けることをオススメする。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24