話題に事欠かないロボット界。ペットロボット「aibo」が復活したと思えば、日本の建設現場で犬型ロボット「SpotMini」が活用されたりと、動物型のロボットは時代を共により身近な存在になってきている。
そんな中、MITこと「マサチューセッツ工科大学」が高性能すぎる4足歩行ロボット『ミニチーター』を発表した。それでは、驚くべき運動能力を備えたロボットの全貌を動画でご覧いただこう。
・バク宙を披露
MITが公開した動画「Backflipping MIT Mini Cheetah」を再生すると……おぉ、スゴい! 冒頭で4足歩行ロボット『ミニチーター』が登場した直後に、さっそくバク宙を披露したではないか。
以前の記事で、ボストン・ダイナミクス社の2足歩行ロボット『アトラス』がバク宙を決める動画を紹介したことはあるが、まさか4脚歩行ロボットが軽々とこれをやってのけるとは驚きだ。
解説文によれば、『ミニチーター』は初めてバク宙に成功した4足歩行ロボット。脚の動作範囲は体操選手に匹敵するほどで、脚を大きく曲げることが可能らしい。また、起伏の激しいところでも人間の平均歩行スピードの約2倍の速さで走れるという。
動画では実際に屋外を走ったり、関節をクネクネ動かしたりするシーンのほか、蹴られてもバランスを保ち続ける様子なども確認できる。ここまでくると能力は必要十分に見えるが、MITは性能をさらに高める予定のようだ。
・有名ロボットとコラボしたら面白そう
その他、重量がたった約9kgと軽く扱いやすそうな点もまたスゴい。もし『ミニチーター』とaiboがコラボしたら、とんでもないペットロボットが出来るハズ。あとはPepperとのコラボなんかも面白そうである。
参照元:YouTube、MIT News
執筆:K.ナガハシ