ロケットニュース24

喫煙者が禁煙して驚いたこと5選 「タバコの臭さに愕然とする」など

2019年2月1日

タバコをやめたら良いことだらけ。──禁煙外来に通って禁煙に成功した私は今、心の底からそう思う。1本も吸わなくなってからまだ1カ月しか経っていないが、その段階でも痛感する。

じゃあ、どう変わるのかというと……私が思うのは以下の5つ。以前の記事「禁煙外来に3カ月間通ったらこうなった」でも軽く触れたのだが、大事なことなので改めて紹介したい。

なお、以下の 5つは私個人が体験したことであり、タバコをやめた全ての人が同じようになるとは限らない。その点をご了承の上、禁煙のモチベーション維持に役立てていただければ幸いだ。

1. ご飯が美味しくなる

よく言われることだが、「タバコをやめるとご飯が美味しくなる」っていうのは私も体感した。私の場合は、特に味が繊細なもの。たとえば、和食は以前より数段美味しく感じている

その結果、食べすぎて太ることになったのは以前の記事でお伝えした通りだが、それもすぐにリカバリーできるだろう。なぜなら……


2. 健康維持への関心が強くなった

太っておきながらこんなことを言うのは何だが、健康維持への関心が禁煙前と後では明らかに変わった。「変わった」と言うよりも、「諦めが無くなった」と言うべきか。具体例を出して説明するとこうだ。

タバコを吸っていたとき、私はジムに通って定期的に運動していた。もちろん、自分の健康を考えてのことだったのだが……心の中で、こんな声が響いていたものだ。


タバコ吸ってんねんから、ちょっとくらい運動してもしなくても一緒ちゃうん? どうせジムが終わったら、カフェでタバコ吸うんやろ? 意味ないって! 仮にジムで5時間くらい運動しても、直後にタバコ吸ってたら……ザンク(3900点)をあがった直後に、倍満に振り込むみたいなもんやん」


──と。つまり、「健康維持を考えるならまずはタバコをやめた方がいいのは分かっているけど、タバコをやめられない。だから、運動することに意味があるのかどうか分からない」という気持ちを抱えていたのだが……。

タバコを吸いたい気持ちが0になると、ひと駅分歩いて通勤することが自然と日課になった。「意味があるのか分からない」という気持ちが無くなったから。早い話が、タバコをやめたことで、やっとスタート地点に立てたと言っていいだろう。


3. タバコの臭さに愕然とする

「はっきり言ってその匂いは、おならの何倍も不快」 と感じるようになったのは、電車の中でタバコ臭い人が隣に座ったのがきっかけ。今まで自分がこれほど臭かったのかと思うと愕然とする。それ以来、タバコを吸いたい気持ちが0になった。


4. 連続作業が可能になったのに……

タバコを吸っていたときは、ちょっと進んだら喫煙所へ行き、しばらく作業したらまた喫煙所へ行き……というのを繰り返していたが、タバコをやめた今は作業の進め方が根本的に変わったと言っていい。

ずっと机に座りっぱなしだと体力的にキツくなるので、禁煙に成功した今も多少席から立ったりしているが、吸っていた頃のように頻繁に喫煙所に行ったりはしなくなった。

それで集中力が落ちたり、作業効率が落ちることを禁煙前は心配していたのだが、実際にやってみると全然そんなことはない……と個人的には感じている。


5. タバコ代以外にもお金が浮く

タバコをやめたおかげで、私の場合はひと月に1万5000円ほど浮くようになった……だけではなかった。以前はタバコを吸うためだけにカフェに入っていたりしていたのだが、今はその必要がなくなったために、浮いた額は2万円以上になるかと思う。

ひと月で2万円、1年で24万円……私はこれまで15年以上吸い続けてきたことを考えると、一体今までに何百万円ドブに捨ててきたのか?


──まだ他にもあるが、主なところはざっとこんなところだろうか。ちなみに、「禁煙外来に行って一旦禁煙が成功したところで、それが本当に続くのか?」と気になる人もいるだろうから、今後も定期的にレポートしていきたい。レポートの内容は、「今も禁煙が続いています」という感じになる……はずだ。

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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